日産 ローレル メダリスト クラブS(E-ECC33)
1991~93年式
神奈川県西部にて 2015年3月11日撮影
一昨日紹介したC33ローレル繋がりで、今日は地元で発見したC33ローレルをご紹介します。
このクルマは数年前までは地元に溢れかえっており、ネオクラに興味を持つようになって初めて溢れかえっていたということを実感した一台です。
高級感を醸し出していた一昨日の無印メダリストとは異なり、今回の個体は全身黒のボディにアルミのスポークホイール、リップスポイラー付きのバンパーにリアスポイラーといった、スポーティさを感じさせるクラブSのメダリストでした。
年式の方は一昨日の個体と同じ、1991~93年の後期型ですネ。
放置車ではなく、月極駐車場に止めてあるバリバリの現役車両でしたが、ウチの地元にもやって来た宅地化の波にのまれ、この駐車場は哀れ住宅街に…なってしまいました。
…よって現在は消息不明。放置車であれば間違いなく処分されるでしょうが、現役なので今もどこかで元気にやっていると信じましょう。
ローレル繋がりで、また別の日産ネオクラを。
日産 スカイライン
2ドアクーペ GTS25t(E-ECR33)
1993~96年式
神奈川県西部にて 2015年3月11日撮影
日産を代表するクルマの一つ、スカイラインです。
スカイラインはローレルの姉妹車(ローレルが高級路線、スカイラインがスポーティ路線という風に性格分けされています)なので、ベースを共用しています。C33はR32と共用で、R33はC34と共用なので、C33ローレルとR33スカイラインに直接の関係があるというわけではありませんが、型式番号が同じということで、大目に見てやってください。
R33スカイラインは、日産迷走期のクルマ。
R32で指摘された、居住性が低くてゴルフバッグもロクに積めないという欠点を改善すべく、プラットフォームを拡大。そのためホイルベースが大きくなり、全体的に重く大きいクルマになってしまいました。
結果的に居住性も大幅に向上、荷室も拡大してファミリーユースにはもってこいのクルマが完成しましたが、スカイラインはスポーティであるべきもの…というイメージが先行し、結局は批判を受けることになってしまい、走り屋人気は低くなってしまうのでした。
自社のクルマのコンセプトは自分で決めるもの…なのですが、消費者の批判に耳を傾けた結果R32の頃からスカイラインのコンセプトがぶれ始めるという悲劇。消費者の顔色を窺い過ぎたばかりに自滅してしまうという、迷走そのものでした。