昨日はダットサンブルーバード510のバンを紹介したということで、今回はそれに関わりの深いクルマを紹介します。
旧車にそれほど詳しくない人が見たら、これも510ブルなのでは?…と思ってしまう程度には似ていますが、実は違うクルマです。
日産 ダットサンライトバン(521)
1968~72年式
山梨県甲府盆地にて 2017年3月25日撮影
ダットサンライトバンです。
ブルーバードに倣って型式やデザインが変わっていくダットサンですが、310型に準じたダットサンが320型なら、410型と似た顔のダットサンは420型となった…わけではなく、420の42が死にを連想させることから、520型とされ、ブルーバードが510型になった後は620型になるのかと思いきや、それは紛らわしいということで、1を足した521型とされました。
この手法は日産の他のクルマの型式でもよく使われます。
クラス的には、ブルーバードのライトバンよりは大きいものとなりますが、ほとんど大きさに差異はありません。
ということで、ブルーバードのライトバンと被り、また日産のライトバンが徐々に売れなくなってきたということで、この520系を最後にダットサンからバンが消されてしまいましたとさ。
この長ーい荷室は、長尺物を積載・保管するのにとても都合が良さそうなので、果樹園の物置としてはかなり使い勝手のいいタイプのクルマではないでしょうか。リアゲートがハッチではなく、二分割に分かれて開き、荷物を支える土台が現れるというのも、更に使い勝手を良くしてくれているようです。
リアゲートが開いているところを見ると、今まさに物置として使っているということですが、どういうわけか人は周辺に見当たらず。せっかく撮影許可を取って近くで撮影するチャンスだと思ったのですが、残念でしたね…。