長らく続いた当シリーズも、ついに今回で最終回を迎えます(いっつもおんなじよーなこと言ってんな)。
…と同時に、約半年前から始まった"大連載計画PartⅩ"も終焉を迎えようとしているわけです。
ラストのラストは、誰もが知ってる超有名旧車、旧車界のアイドルとも言うべき、あのクルマ。
ダイハツ ミゼット 改(MP5改)
1962~69年式
山梨県甲府盆地にて 2017年3月25日撮影
ミゼットくんです!
先ほども述べたように、旧車界のアイドルではあるミゼットくんですが、草ヒロ界のアイドルではないようで、草ヒロとして見かけることは少ないです。むしろ現役や博物館で見かけることの方が多いのです。
そんなこともあってか、ヤードものではない天然物のミゼットの草ヒロは希少価値が高いわけでして…更にこの個体のように物置として使われているというのならば、今風のコトバで言うと"尊みが深く"、"ヤバみが深い"…素敵な草ヒロにめでたく認定されます。
更に更に、この個体は、シチュエーションだけでなく、コンディションもほぼ100点満点の出来!程よくボディにちりばめられた錆といい、長年の青空駐車により剥げたと思われる塗装の具合、パンクしたタイヤ、少しだけ切ってあるハンドル…。古いコトバで言うと"モーレツにサイコー"な草ヒロなのです。
また、"練馬"ナンバーが付いたままだったり、リアタイヤがなぜか耕耘機のタイヤだったりと、ちょくちょく謎めいた要素が入っているのも、魅力を上げてくれています。…僕の知り合いのミゼットマニアの方によると、リアタイヤを耕耘機のものに変えたモデルがあったようなのですが、シフトノブからしてどうやらただの改造モデルのようです。…うーむ、やはり謎だ…。
いくら農道とは言え、一般道に少しはみ出す形で止まっているため、いつ撤去されてもおかしくない状況なのにもかかわらず、未だに草ヒロとして存在しているのも凄いです。
なんとかこのままの状態を維持してほしいところ…!果樹園地帯のど真ん中なので、まず見つからないとは思いますが…。
なぜか練馬ナンバー。
オイル♦マチック
車内。
どこから見ても絵になる草ヒロだ…。
お知らせ
先ほども述べましたように、大連載計画PartⅩは無事終了いたしました。ここまで見てくださった方々、甚だ感謝いたします!また、コメントをくださった方々にも、甚く感謝したいと思います…!
では、明日からPartⅪ…と景気よく行きたいところではありますが、そういえばもう年末ですね。
ここはキリよくいきたいので、通常更新は一時ストップし、明日と明後日は、2014年末以来4年ぶりとなる久々の、草ヒロアワードを行いたいと思います!詳細も明日お知らせいたしますので、ご期待くださいませ!
PartⅪに関しての情報は、お年が明けたのちにご報告したいと思います。