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草ヒロアワード2018 ~今年の振り返り~(1)

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皆さんこんにちは!

あと1.5日で新たな年:2019年がやってきます。

2019年は一体どんな年になるのかは分かりませんが、とりあえず今日の朝に予告しましたように、今年:2018年の振り返りとして、"草ヒロアワード"なるものを開催したいと思います!

イェーイ!!! パチパチパチパチパチー!!!

 

第三回目にして約4年ぶりの開催なので、知る人ぞ知る企画のようになっておりますが、その解説は今朝しました通りです。

今日はメインの草ヒロアワードを、明日はメーカー別草ヒロアワードを開催します!!

 

 

それでは、草ヒロアワード2018これよりスタートです!!!

ホゥー!!!ヒュー!!!ピュー!!!ヒュー!!!ピューイ!!!

 

今年は、8つの賞が今年発見した草ヒロ達に授与されます!

グダグダするのもナンですし、早速発表に参りましょーう!!

 

 

 

 

 

 

まずは、サビ自慢で賞です!

 

 

 

 

1.サビ自慢で賞

三菱ふそう MR480

1963~64年式

長野県上田地域にて 2018年8月26日撮影

 

いやー、これは凄いです。

正真正銘の錆自慢くんです。これはどんなに謙虚な人でも自慢してしまいたくなるほどの錆具合でありますね。

全身錆!錆びていないところなどないと言えるぐらいまっ茶色に染まっています。元々こういう色だったんじゃないのかぁー??

しかもこの草ヒロの素晴らしいところは、ここまで錆びておきながらちゃんと原形を保っているところです。ここまで錆びると鉄板がボロボロのグサグサになって崩壊してしまうでしょうが、このバスの鉄板は質がいいのか錆が表面的なだけなのか、ちゃんと形を保っています。見える範囲内においては、穴が開いておる様子もありません。

これは、錆自慢で賞の殿堂入りを果たしてもおかしくないほど、素晴らしくも恐ろしいほど錆にまみれた草ヒロでした。

 

 

 

お次は朽ち過ぎで賞です。サビ自慢で賞の発展形ですが、いったいどれほど朽ちたものが出てくるのか…読者の皆様必見です。

 

 

 

 

2.朽ち過ぎで賞

日産 オースターバン(J-VA11)

1979~82年式

山梨県甲府盆地にて 2018年2月27日撮影

 

上から綺麗にプレスされたかのように、見事にピラー類だけが折れ曲がってぺったんこになっている草ヒロです。

タイヤは剥ぎ取られ、ドアもフェンダーもボンネットもリアゲートもガラスも何もかも…機関系統もエアクリーナーを残してきれいさっぱりドンガラになっていました。

部品のなさも勿論ですが、ゴジラにでも踏みつぶされたかのような凄まじい朽ち方は見た目のインパクトも十分授賞理由に入ってきます。これは素晴らしい"朽ち過ぎ方"と言えるでしょう。これからも、もっと凄まじい朽ち方を追求して精進してくださいな(どーやって!?)。

 

グリルに"V"とあったので、バイオレットバンかと思っていましたら、この顔からしても普通にオースターバンでした汗

ただでさえ、ブルーバードよりも珍しいバイオレットなのに、その姉妹車にして更に更にレアなオースター、しかもバンとは…。この朽ち具合もさることながら、ただの草ヒロとして見ても十分珍しい、見ごたえありまくりの草ヒロでした。

同じく甲府盆地にいたセダンが撮影前に撤去されてしまったので、コイツにはこれからも残っていただきたいところ…!

 

 

 

3つ目は、美白で賞。朽ち過ぎた草ヒロもいれば、勿論「ホントにお前草ヒロか?」と疑りたくなってしまうほど状態の良い草ヒロもいるってものです。さあ、一体どれほどのスベスベお肌を披露してくれるのでしょうかっ…!?

 

 

 

 

3.美白で賞

日産ディーゼル U20H/U30H

(富士重工業 3E)

1974~76年式

長野県佐久地域にて 2018年8月26日撮影

 

富士重の3Eに、日産ディーゼルのシャシーを組み合わせたU系の廃車体が受賞。

御覧の通り、サイドがキレーにペイントされております。

それでなくとも、フロント部を見ていただければ分かるように、ペイントされなくて露わになっている地肌でさえも、現役と言われても疑わないレベルで綺麗です。メッキバンパーも輝いていますしねぇ。

そう考えると、景観的な理由で塗り替えたというわけでもなさそうです。

イラストを見れば分かるでしょうが、これは地元の小学生が課外活動の一環として書いたものらしく、このバスがいた場所が公園ということを考えると、ナルホド納得のいく塗装理由です。"ジバニャン"や"ミニオン"などといったキャラクターが描かれていることを考えると、比較的最近塗られたもののようですね。

ただでさえ綺麗だったお肌に、更に頑丈な化粧が施されたということで、これからも草ヒロ界のマドンナ的存在として、その美貌をキープしていただきたいですね!

 

 

 

どんどん行きます。まだまだ元気で賞

草ヒロが大好きな僕ですが、もちろん綺麗な旧車も大好きです。未だ現役で働き続ける旧車。それは一体どのようなものなのでしょう。旧車に対していろいろ厳しいこのご時世、健気に頑張り続ける旧車のなかで、最も感銘を受けた草ヒロがこの賞を授かります。

さあ、まだまだ元気で賞は、一体誰の手に…!?

 

 

 

 

4.まだまだ元気で賞

日野 レインボー(AC140系)

1983~88年式

山梨県富士五湖地域にて 2018年9月9日撮影

 

これでバス3台目…なにやらバス率が高い今年の草ヒロアワードですが、まだまだ元気で賞は、日野のレインボーが受賞です!

マイクロバスのレインボーという珍しさが受賞理由の一つではありますが、やはりやはり、何といってもこの貫禄がイチバン!

程よくくたびれつつも、経験者の風格漂う雰囲気が良き哉ですね!"老兵"、"耆宿"、"古豪"、"練者"…いずれも長い現役生活の経験を積んだ彼に相応しいお言葉であります。

この寂れた地域にあるお宿の送迎バスとして使われている模様ですが、まだまだ元気そうなご様子です。これからも多くの人々を送迎して、旅の思い出を与えてあげてほしいところです!ガンバレ!

 

 

 

ここからは、今回から新たに制定された賞です!

逆に今回で廃止された賞もありますし、今回のコレで確定にするというわけではなく、毎年、撮影出来た草ヒロによって賞の内容を変えていこうと思います!

まずは、実はこれ珍しいんですよ賞。ネーミングセンスはさておき、そのクルマに関して特に詳しい人にしか分かりえない、一見するとよく見る車種だけれども、実はとってもレアな仕様だったという草ヒロに贈呈される賞です。

 

 

 

 

5.実はこれ珍しいんですよ賞

ダイハツ ハイゼット・アトレー 4WD L サンルーフ

"RV スペシャル Ⅱ"(M-S66V)

1983年式

山梨県南部にて 2018年3月27日撮影

 

皆さん、何の前知識もなしでこのアトレーを見ていたら、どのように思ったでしょうか?

確かに、見慣れないサイドデカールやフロントグリルの赤いラインが目を引きますが、まさかこのアトレーが激レアな特別仕様車だとは思いもよらないでしょう。僕も正直なところ、まゆげハイゼットマニアのお知り合いに教えてもらうまで、知りませんでしたから。

僕が単独で見つけていたとしたら恐らく、ちょろっと数枚写真を撮ってオシマイだったことでしょう。

 

このアトレーに貼られているデカール、ただのオプションのデカールというわけではなく、RVスペシャルⅡという、1983年の4月から9月までのわずか6か月間しか販売されなかった、超希少な限定特別仕様車のみにしか貼られないデカールなのです!Ⅱがあるということは、Ⅰもあるということなのですが、それが確認されたという情報はいまだ入っておりません。

まゆげはよく見かける草ヒロだけに、そのバリエーションも非常に豊富。細かい仕様の違いや外装品オプションパーツなどなど、見るべきポイントはいっくらでもあります。

詳しい説明は、本編で紹介する時に行いますが、とにかくこれレアなんですよ!

クルマも入ってこれないような獣道を、30分近く黙々と歩いてまで撮影しに行った甲斐はありました…!

 

 

 

さあ、どんどん行きましょー!

お次は灯台下暗しで賞。地元に住んで早20年近く。草ヒロを探し始めて早13年。それでも地元(神奈川県西部)ではいまだに草ヒロが見つかるものです。そんな草ヒロの中でも、特にインパクトのデカかったものにこの賞を与えたいと思います。

 

 

 

 

6.灯台下暗しで賞

スズキ キャリイWide

三方開 デラックス(M-ST20)

1977~78年式

神奈川県西部にて 2018年8月16日撮影

 

これ、地元(神奈川県西部)で発見したものなんですよ。しかも、割とよく通っている道路沿いにありました。

まあ、さすがに家から徒歩や自転車で行けるレベルの距離ではないのですが、それでも山梨や長野に行くときにはそこそこ使う広域農道沿いにあったので、この草ヒロを同じ神奈川県の草ヒロ仲間から教えていただいたときは目からウロコでした。

これぞ正に、灯台下暗し!草ヒロの具合も地元とは思えないほどイイ感じです!

 

 

 

お久しぶりで賞に行きます!

この賞は、最低一度でも撮影したことがあり、今年も撮影した草ヒロの中で、最後に撮影した日から最近撮影した期間が最も長かった草ヒロにこの賞が与えられるという、色々とややこしい条件付きの賞でございます。

さあ、今年撮影した草ヒロ達の中で、最もご無沙汰だった草ヒロは、一体何なのか…!?

 

 

 

 

  

7.お久しぶりで賞

ダイハツ ハイゼット

4WD 3方開 デラックス(M-S66P)

1982~83年式

山梨県甲府盆地にて 2018年3月27日撮影

参照:青春18きっぷの旅~2012年春~(10)

ご無沙汰期間 6年と5日(2197日)

 

なんと、6年ぶりに撮影した草ヒロがありました!

一年ぶりや二年ぶりに撮影する草ヒロは割とあれど、6年ぶりに撮影することはそうそうありません。6年も経つ前に撤去されてしまうか、再撮影してしまうからです。6年というと、小学校に入学したばかりの子供が中学生になってしまう期間、夏季オリンピックが最大2回来てしまうほど長い期間であります。

事実僕も、2012年3月の頃は中学1年生でしたが、再撮影した今年:2018年の3月は大学1年生になっていますからね。まさか6年ぶりに再訪問することになるとは思ってもいませんでしたよ。年月の経過をひしひしと感じるものです。それを感じているのは、何も僕だけではなく、このまゆげハイゼットもです。現在は見ての通り結構サビサビですが、6年前はまだ青い部分の方が多いくらい。錆び面積が大きく変わっているようでした。

 

 

 

これまで色々な賞を紹介してきましたが、お次でラストベストヤーディスト賞です!

今年発掘した素晴らしいヤードとは、これだ!

 

 

 

 

8.ベストヤーディスト賞

命名:スープラの墓

組成:トヨタ スープラ×8  日産 レパード×1

某所にて 2018年撮影

 

どうですか、コレ!

70スープラマニアの方が見たら卒倒してしまいそうな、げに恐ろしきヤードを発見してしまいました…!

見る限りでは、前期が1台、後期が7台いるという、凄まじい場所。地味ぃーに、いかにも突っ込んでほしそうな見た目のレパードが混じっているという、間違い探しのような楽しさも含めて凄いヤードです。

 

 

 

 

 

以上、8つの草ヒロアワードを表彰していきましたが、いかがでしたでしょうか…!?

一口に草ヒロといっても、朽ち具合や珍しさ、撮影場所などなど…色々な視点から見ることによって、様々な草ヒロの一面を垣間見ることが出来たのではないでしょうか。僕は草ヒロ趣味にのめりこんでから10年以上が経ちますが、草ヒロの世界は本当に奥深いと思います。ありきたりな表現ですが、草ヒロの数だけその草ヒロ特有の世界観というか、ストーリーというか、そういったものが広がっていると思うのです。

皆さんも、自分なりに草ヒロを色々とカテゴライズしてアーカイブにしてみるのも良いでしょう。…きーっと楽しいはずです!

 

さあ、明日は大晦日。長かったか短かったか、何はともあれ一年の最後の最後の締めくくりの日がやってきます。

以前お話ししましたように、大晦日には、メーカー別で最も素晴らしいと思った草ヒロ達を紹介していくメーカー別草ヒロアワードを開催したいと思います!

是非、ご覧下さいませ!


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