皆さん、こんにちは!
昨日は正午に草ヒロアワード通常編を開催したということで、今日も正午に草ヒロアワードメーカー別編を開催します!
いつも更新している6時に更新しなかったということで、こんなブログの更新の時を、今か今かと待ちわびてくださるよーな、僕にとっては心の友のよーなありがたき方…もしもしもいらっしゃれば、大変お待たせいたしました!←いるのかなァ?
昨日も似たようなことを書きましたが、あと半日で2018年が終わってしまいます!
この貴重なお時間を、皆さんはどのように過ごされるでしょうか?…ガキ使を見るもよし、紅白を見るもよし、ゲームをしたって、受験勉強をしたって、恋人とデートしたり、かけがえのない親友や家族と共にお出かけしたりしたって、何をしても思い出に残りそうな日ですよね。大晦日って。
…というわけで、こんなブログを読むようなお時間があれば、他のことに時間を使っていただいた方が有効に使えそうな気もしますが、ここではやはり、そんな無粋なことは言わず、ただただ読んでくださる方々に感謝御礼を申し上げたいと思います…!
………。
…………、……。
「こんな長々だらだらと話してないで、さっさと本題に入れや!」…という声がそろそろ聞こえるような気がするので、早速草ヒロアワード2018 メーカー別編を開催したいと思います!
メーカー別草ヒロアワードとは、その名の通り、今年発見した草ヒロ達をメーカーごとに分け、最も印象に残った、最も素晴らしいと思った草ヒロを表彰するものでございます。
メーカーのジャンルは、トヨタ、日産・プリンス・日産ディーゼル、ホンダ、マツダ、三菱・三菱ふそう、スバル、スズキ、ダイハツ、いすゞ、日野、他メーカー、外国車の12コに分類します。
さあ、ノミネートされた草ヒロとは一体なんなのかー!?
トヨタ部門から順に紹介していきます…!
1.トヨタ部門
トヨタ トヨペット・コロナライン(PT36V)
1963~64年式
山梨県甲府盆地にて 2018年3月23日撮影
まさかまさかのコロナラインです!
2代目コロナというだけでも十分珍しいというのに、そのライトバンVer.であるコロナラインとなれば、珍しさは更に倍増します!
もはや物置としては使えないだろうってぐらい、グッシャリボロボロの状態になってもなお今でも物置として使おうという、オーナーさんの心意気にも感銘を受けました。また、その感謝の意の表明としても、このコロナラインに賞を進呈したいと思います!
ちなみに、この個体は草ヒロブログ仲間の方に教えていただきました。自分で見つけていたら喜びは更に増していたでしょうが、本当にありがとうございました…!
2.日産部門
日産 ダットサントラック(221)(右)
1958~59年式
長野県佐久地域にて 2018年8月26日撮影
日産部門はこのダットサントラック…!これは現地の方に教えていただいたものです。ありがとうございました!
もう…ここまできたら、別にどちらに賞を与えてもよろしいのですが、向かって右の個体の方が古いので、右のダットサンに贈呈します!
しかしまー、博物館でしか見ることが出来ないような、昭和30年代の草ヒロを一挙に見ることが出来るヤードは素晴らしいですね!そんなヤードがある長野県もスゴイ!
この二台からは、半世紀以上この世に存在し続けてきた百戦錬磨の貫禄を、周囲に漂うオーラのようにして感じました。このヤードだけ、空気が周囲と明らかに違うのです。
3.ホンダ部門
ホンダ ライフピックアップ(PA)
1973~74年式
山梨県富士五湖地域にて 2018年4月29日撮影
ホンダ部門はこちら!ライフピック!
ホンダは四輪自動車に参入した時期が1960年代前半という、日本の自動車メーカーとしては光岡に次いで後発なので、先ほどの日産のような年代のクルマが存在せず、インパクトには欠けますが、ホンダ独特のエポックメイキングさが輩出したレアなクルマが沢山あるので、中々見込みのあるメーカーでございます。
ライフピックも、ライフステップバンをベースにしたピックアップトラックということで、積載量が猫の額ほどしかなくて全然売れなかったレア車なのです。博物館やイベントの個体を含めたとしても、僕はまだ10台見ているか見ていないか程度しか見たことがありません。
この個体は見ての通り、廃業した中古車屋(?)の中に放置されていたものです。
不思議だったのは、このイヌの存在(置物ではありませんよ!)。僕が写真を撮影しに近づくと、雰囲気を察知したのか、奥の方からこちらへ駆け寄ってきて、吠えることもなくカメラの前でポーズを決めてくれたのです。
これまでの経験上、絶対と言っていいほど吠えてくる犬ですが、このイヌが異様におとなしかったのがまず不思議。それに、廃業しているはずなのに、元気そうな犬が中にいるというのが最大のミステリー。実は人が住んでいたのでしょうかねぇ…。
マツダ クラフトライトバス(DUC9)
マツダはこのクルマ!皆さんご存知でしたかー?
マツダのマイクロバスというと、多くの人はパークウェイかA/C型ライトバスを思い浮かべる方が多いでしょうが、実はクラフトにもライトバスがあったのです!
A/C型と同時期に販売されましたが、車種が被らないようにデザインは勿論のこと、サイズも一回り小さくするなどの差別化が行われています。パークウェイの登場によってクラフトライトバスとA/C型が統合されてしまいますが、乗車人数の違いによりパークウェイ18とパークウェイ26の二種類がラインナップされたので、系譜は消滅しなかった模様。
この草ヒロは、車種の珍しさは勿論のこと、年式も古いですし、周囲の雰囲気やクルマの朽ち具合など…各要素全てが最高レベルに達しているものでした!行きにくい場所にある個体ではありますが、是非とも定期的に訪問したいところです!
三菱ふそう キャンター(T720)
三菱部門からは、三菱ふそうのクルマがノミネート。
お顔が見えないのがなんともガッカリですが、初代キャンター(後期型)です!
これが本当に初代キャンターなのか分からない方、心の目で見るのです!(爆)…ほうら、段々ととキャンターの凛々しいお顔が見えてきませんンか…?
まあ、冗談はさておいて、いつかは冬に再訪問したいと思います!
スバル ブラット
スバルは車種の少なさから、とんだマイナー車や激レア車があるというわけではないのですが、今年はかなりに珍しいスバル車を発見出来ました!…その名も、ブラット。
見ての通り、レオーネのピックアップVer.とも言うべきクルマです。
こんなクルマが日本で需要あるのかー?と疑問に思った方は、いいセンスしてます笑…というのも、これは日本で販売されていたわけではなく、北米で販売されていたものだからです。北米ではお手頃なサイズとお値段で大ヒットを記録しましたが、その状況に目を付けたスバリストが一部を逆輸入してきたものが、現在日本に出回っているブラットというわけなのです。日本でも、本当に僅かながらにも需要はありますからね。
この個体は駐車場の隅に放置されていたもので、割かし最近放置され始めたようですが、それでもよく今まで残ってきたものです。こんなものは放置されて数週間くらいで撤去されてもおかしくないような気もするのですが…。
スズキ スズライトキャリイ 郵便車(L20V改)
スズキ車も、スバルと同様車種も少なくメジャーな車種ばかりのラインナップなので、レア車は少なめです。それでも今年は十分にレアなスズキ車を発見出来ました。
2代目スズライトキャリイバン…の郵便車です。
スズライトキャリイというだけでも十分珍しいですが、郵便車というおまけのデザートにしては豪華すぎる付加価値が付くことで、更に珍しさはアップします。こんな顔もいまいちよく見えない状況でも十分嬉しいです。ハイ。
顔の見えやすい冬に、もう一度訪れてみたいものです。
ダイハツ V200 レッカー車
ダイハツはトヨタと組む前は、売れないながらも自前で登録車を製造しまくっていたので、登録車に関して言えばレア車とマイナー車のオンパレードです。どれか一台でも見つけられたら、ノミネートはほぼ確実と言えるでしょう。
…で、今年は見つけることが出来ました!しかも、乗用車ではなくよりレアなものが多い商用車で。
一度見たら忘れることのなさそうな、インパクト大のゲテモノ顔をしたこのクルマは、V200という名前。積載量によって三桁の数字が異なり、アルファベットによって燃料の種類が異なるという、明らかにバリエーションが豊富になりそうなトラックです。しかも前期後期の違いもあるので、これらを全てコンプリートするというのは至難の業。マニアを悩ませる存在と言えるクルマなのです。
かく言う僕も、V/Dシリーズはまだこの一台しか見たことがありません。長野県内には他にも生息しているようなので、いつかは見つけてみたいところですが…。
いすゞ ビッグホーン×2
いすゞはトラックやバスではなく、乗用車でノミネート。
いすゞ車は、草ヒロアワード初のノミネートです…!(これまでは2回とも受賞車なし)
年式もこれまでの受賞車よりも明らかに新しいですが、同じクルマが二台組ヒロになっているというインパクトもさることながら、後ろにいるビッグホーンは十分珍しいので、他の受賞車に引けを取らない個体だと思います。
詳細は通常更新で紹介する時に書きますが、後ろにいるビッグホーンは見るからに普通のとは異なります。イルムシャーR という、ドイツのチューニングメーカー:イルムシャーとコラボした、トンデモ性能を持つグレードなのです。どでかいオーバーフェンダーにサイドデカール、ボンネットのエアインテークがSUVとは思えないほどいかついです。いやー、カッコいい!
日野 RB10
日野はさすがに乗用車ではなく、バスです。
とはいえ、60年代級のとびっきりに古いバス。珍しいバスであります。それに、周囲の雰囲気も最高な個体だったんですから…!
この写真ではあまりよく分からないかも知れませんが、周囲を田んぼに囲まれた小さな林の中に鎮座していたバスでして…。その林の中では、暖かな木洩れ日と林を貫けるそよ風…そしてそれらに包まれるようにして夏らしい蝉しぐれや鳥のさえずりが聞こえてくるという…のどかさでいえば一級品のシチュエーションの中に置かれていたバスでした。
まさに、"ぼくのなつやすみ"や"少年時代"の世界観という感じ。何だか"ピクミン"もプレイしたくなってくる雰囲気でもありました。
あまりの雰囲気の良さに、近くの田んぼの縁で同行人と二人寝そべったぐらいです。…嗚呼、懐かしき夏の日よ…。
コニー 360ライトバン
その他のメーカー部門では、やはりコニーがノミネート。
主要メーカー以外のメーカーのクルマとしては程よく発見できる上に、珍しさは十二分にあるため、こうなってしまうのですよねぇ…。
この個体もコロナラインと同じく、ブロ友さんに教えていただいたものです。これまで草ヒロサイトで見たことのないようなコニーだったので、情報を聞いた時は死ぬほど驚き、山梨にも未発見のコニーがまだあったんだ…と、山梨県の底力を見せつけられた個体でありました。
さあ、次で最後です!
外国車部門!どうぞー!
フォード フェスティバ5
……。
…まあ、最後だからと言って激レアな草ヒロを紹介するわけではないのですがね。
こんな新しい草ヒロではチョット締まりがないと思われるかもしれませんが、今まで紹介してきた草ヒロ達と肉薄するというのは言い過ぎで賞が、珍しいことには違いのないクルマです。
フェスティバは、フォードのマークは付いていますが開発はマツダが行い、マツダのフォード販売チャンネルであるオートラマ専用車種として開発されたクルマなのです。しかし輸出もされて、お手頃価格とサイズ感で人気を博しました。
日本で販売されたフェスティバは、3ドア4ドア5ドアの3タイプでしたが、実は日本で生産されていたのは3ドアモデルのみで、4ドアセダンと5ドアハッチバックは、当時提携していた韓国の起亜自動車が製造を行っておりました。左ハンドルなのはそのためです。なので、これはマツダ車部門ではなく外国車部門としてノミネートできるわけです。
左ハンドルということもあって、日本でよく売れたのは乗りやすい右ハンドルの3ドアばかりだったので、4ドアと5ドアは十分珍しいと言えるわけです。
これにてついに、二日間にわたる4年ぶりの草ヒロアワードが終了しました!
この企画、個人的に一年の草ヒロ活動の振り返りにもなるので、地味に楽しく且つありがたく行わせていただいております。来年も、草ヒロ探索をたくさん行うと思うので、是非ともやりましょうか。
皆さんが、草ヒロアワード2018で紹介された21台の草ヒロ達の中で印象に残った草ヒロは、一体何でしょうか?
僕も来年も、自分の草ヒロ記録に一生残っていくような草ヒロをドシドシ発見していけるよう、頑張ります!
それでは皆さん、良いお年を!