全国有数の温泉地:湯布院のはずれの方にひっそりと構える自動車博物館。その名も、九州自動車歴史館。
火曜日恒例、博物館シリーズの今回の舞台はココです。
湯布院の森にて湯布院に到着した後は、しばらくの間自由時間があったので、親友と自動車博物館に行くことにしました。
ここに自動車博物館がることは事前に知っていたので、このフリータイムはラッキーなものとなりました。
…由布院駅から歩くこと数十分、いざ到着してみると。やはり寂れていました。地方にある自動車博物館、特にこのような小規模のものだと経営破綻寸前のような寂しい状態になっているものです。
お客さんも僕と連れ以外は一人か二人…だった記憶もありますし、夏休みでしかも休日の昼間でこの寂れ具合だと、本当に大丈夫なのか~?…と心配になりました。
博物館の名誉のために書いておきますと、人が少ない方がじっくり鑑賞・撮影・談笑を楽しむことが出来ますし、むしろ寂れててよかったと思いますよ汗 また、この昭和で時が止まったような外見もgood!展示車両もオーソドックスなモノから、ここでしか見られないようなものもあり、台数的にも十分満足出来ました。湯布院に旅行を予定している旧車好きの方、是非是非いらした方がいいですよ!!(宣伝)
トヨタ スポーツ800(UP15)
1965年式
九州自動車歴史館にて 2014年8月2日撮影
早速紹介していきますが、まずは博物館に入ると真っ先に目に飛び込んでくるこのクルマから。
トヨタの自動車技術の結晶とも言える小型スポーツカー:スポーツ800です。"S800"や"エスハチ"と呼ばれることもありますが、ホンダと区別するために"ヨタハチ"と呼ばれることが多いです。
航空力学の考えを応用した流線形と、超軽量な卵型モノコックボディのおかげで、800ccの非力なエンジンでもなかなか伸びやかな走りを見せたとか。
愛好家からの人気は今でも高いのですが、生産台数がライバルホンダのS800よりもずっと少ないこともあり、博物館以外で見ることはそうそうありません。愛好家もパーツの確保には苦労しているとかなんとか…。
トヨタ車で800ccの水平対向エンジンが搭載されたのは、コイツ以外ではミニエースとパブリカ800しかないので、その2台はよく部品取りにされるようです。
さあ、これからどんな旧車たちがお出迎えしてくれるのでしょうか…。
乞う、ご期待!