トヨタ、日産…ときたので、今回はトヨタ日産に次ぐ日本の大手自動車メーカーである、ホンダの展示車両を紹介します。
ホンダが四輪自動車市場に参入したのはかなり遅く、代表的な車種も少ないためか、3台しか展示されていなかったので、一気に紹介してしまいます!
ホンダ S800
1966年式
九州自動車歴史館にて 2014年8月2日撮影
前々回紹介したスポーツ800のライバルにして、前回紹介したダットサンフェアレディの準ライバル的存在である、ホンダのライトウェイトスポーツカー。
動力性能はS500の頃から着実に進化していながらも、走る楽しさを体現したDNAはS500の頃からそのまま受け継がれております。S500やS600とは似ているようで色々違い、グリルは勿論のこと、テールランプも大きく異なったデザインが使われております。また、涙型の大きなパワーバルジも、S800のアイデンティティの一つとなっております。
国産市販車初の最高速度200km/hオーバーをマークしたダットサンフェアレディ2000とは排気量は大きく異なりますが、ホンダお得意の高いところまでキッチリ回るエンジンのおかげで最高速の伸びも良く、S800も負けじと160km/hを記録。このことから“1マイルカー”とも呼ばれるそうです。
ホンダ NⅢ360
1970年式
九州自動車歴史館にて 2014年8月2日撮影
軽自動車の第一次馬力競争を勃発させた張本人。通称“Nコロ”。
1967年に登場した初期型でも、当時の軽としては異例の31psを発生する高出力さを誇りました。ライバル企業からフロンテSSやフェローマックスSSといったスポーツモデルが登場するに伴い、更に競争は白熱。最終的には36psまで向上したといいます。
発売してから数年後に発生したユーザーユニオン事件の影響はあったものの、初期の頃に大量生産・大量販売したおかげで、現在でも旧車イベントや博物館、草ヒロ、廃車ヤードなどなど、旧車が絡むところにはほぼ間違いなく現れる、旧車界の定番ボーイとなっております。
バモスホンダ4(TN360)
1971年式
九州自動車歴史館にて 2014年8月2日撮影
最近紹介したばかりなので記憶に新しい方もいらっしゃるでしょう。
最近のクルマ業界のトレンドである、雰囲気SUVの先駆け:バモスホンダです。4人乗りのバモス4と呼ばれるモデルですね。
フォグランプがワイルドな雰囲気を演出していてカッコよかったです。