ダイハツ シャレード
ソシアル POSE(G203S)
1995~2000年式
神奈川県西部にて 2015年3月15日撮影
ネオクラ車・マイナー車・レア車に興味が出てきて間もない頃に撮影したものなので、当時は「あーなんか珍しそう。とりあえず撮っとけ」的な認識でしたが、今になってこれを見ると、「とんでもないものを発見していたんだなぁ」という感慨深い気分になってきます。
このクルマはそれほど珍しいはずです。
ダイハツのシャレードという、現在でいうところのブーンのポジションを担うリッターカーの4代目です。
これまで登録車が鳴かず飛ばずなモデルが多かったダイハツが久々に力を入れたのがシャレードというクルマで、初代はユーロピアンでオサレなデザインと燃費の良さが話題を呼びました。
2代目にFMCすると、初代よりも更に力を入れて開発されたようで、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの二種類を用意し、スポーティなターボモデルを販売したり、果てはイタリアのデ・トマソとコラボしたモデルを開発するなど、かなり意欲に溢れるクルマとなりました。
この努力に感銘を受けた人は多かったのか、多くの顧客を開拓することに成功し、そこそこのヒットを記録したのです。
この個体は4代目と述べましたが、4代目となってくるとこれまでの栄光にも翳りが出始め、追従するリッターカーの後塵を拝するようになりました。3代目で追加されたソシアルというセダンモデルも、トヨタのターセルやコルサと真っ向から対抗する形となってしまっていたので、ブランド力ではどうも抗えず、かなりのレア車となっています。
本当のところは、もう一度再訪問してリアも撮影したいと思ったのですが、実はコレ、全くの偶然でここにいた個体の様で、金沢ナンバーが付いていました。…なので地元に常駐している個体ではなく、たまたま知人か誰かの家に遊びに来ていただけだろうと結論付けました。
事実、ここを何度か訪れましたが、ここにシャレードが収まっているところを再び見ることは出来ていません。
おまけ
ダイハツつながりで、近くにあったミラの古い看板を。
近所にライバルスズキの大き目のディーラーが出来たため、このディーラーは潰れてしまったようです…?