本日は、4台のアメ車を一挙に紹介したいと思います…!
ハドソン ホーネット
1951年式
九州自動車歴史館にて 2014年8月2日撮影
フォード、クライスラー、ゼネラルモーターズ…アメリカを代表する自動車メーカー:BIG3のどれでもない、ハドソンモーターカーカンパニーという会社がハドソンブランドで販売していた、ホーネットというクルマ。
この名前とこの見た目でピンときた方もいらっしゃるでしょうが、映画“カーズ”に登場したキャラクター:ドックハドソンの元ネタです。
彼は伝説のレーサー:ファビュラス・ハドソン・ホーネットであることを隠してラジエータースプリングスで暮らしている…という設定ですが、ハドソンホーネットはドックハドソンの元ネタというだけあって、実はNASCARのレーサーとして大活躍した経緯があります。そのレーサーモデルの名前がファビュラス・ハドソン・ホーネットなんです…!
カーズという作品は、クルマに詳しいと元ネタが分かったりして大人でも結構楽しめます。初めて見たときは小学2年生だったので、そんなことは全く知りませんでしたがね(;^_^A
クライスラー デ・ソート デラックス
1952年式
九州自動車歴史館にて 2014年8月2日撮影
アメリカのBIG3の一つ、クライスラーのいちブランドだったデ・ソート。
アメ車の全盛期に陰りが見え始めた、1960年代の声を聴く頃にはブランドが廃止されてしまったので、このブランドを知る人はそう多くはないでしょう。しかし、50年代のデ・ソート車によく採用されていたこの目にも眩しい煌びやかなギラギラデザインのグリルは、見る者に少なからずインパクトを与える良デザインだと思います。
当時の日本車はアメ車に強く影響されていたので、このデ・ソートグリルを参考にしたと思われるデザインの乗用車が製造されていることを考えると、当時の日本でも強い影響力をもったメーカーだと言えるでしょうね。ちなみに、デ・ソートグリルっぽさを感じさせるデザインのグリルをもつ乗用車というのは、トヨペット・スーパーのRHK型。RHKを知っている人は、なんとな~くピンと来たのではないでしょうか…!?
フォード リンカーン コンチネンタル
1959年式
九州自動車歴史館にて 2014年8月2日撮影
フォードの高級車ブランド(要はレクサスみたいなモン)である、リンカーンを代表する車種といえるであろうコンチネンタルです。
1940年の登場以来、進化し続けて今でもその名を残しているという、80年近くの歴史をもつ大御所カーであります。
この3代目のコンチネンタルは、ジュピタージュニアのような斜めに立ち並んだ4灯ライトが大きな特徴。
ゼネラルモーターズ キャデラック エルドラド
1959年式
九州自動車歴史館にて 2014年8月2日撮影
“アメ車”という存在を一言で表すには、まさにコレ!ドンピシャ!な一台。
1959年型のエルドラドは絶滅寸前の恐竜のように、とにかく大きく大胆なデザインが特徴で、アメ車の王様と言えるでしょう。
写真だけでもなかなかの迫力ですが、実物を見ると本当に凄いです。“バカでかい”という表現がぴったり。今ではまず出ないデザインでしょうなぁ。