市街地と果樹園が入り乱れる地域をチャリこぎしていると、なにやら巨泉さんがいらっしゃるではないですか!
ダイハツ ハイゼットバン360
スーパーデラックス(S37VSU)
1968~70年式
山梨県甲府盆地にて 2014年12月25日撮影
一応ここまで近づける小道があったので、有難く近づいてみました。
草がボウボウに生えているところを見ると、耕作放棄地に置かれている個体のようで、中身はスカスカ、現在は物置生活からすらも引退しており、第二ご隠居生活お送っているようでした。
…とはいえ、そんなのんびりした様子などではなく、テールレンズやウインカーレンズは割られ、ライトベゼルは脱落し、フロントドアはもげ、リアゲートは半開きになり、極めつけはフロントガラスを破壊されるという…放置車生活の酸いも甘いも悟りきってしまったかのような、壮絶な車生を想像するに難くない個体でありました。
ボディの色はやけに純白で綺麗なのに…なんだか勿体ないですね。。。…ここは現在の境遇に負けじと、しぶとく生き続けてほしいと思いました。
ダイハツ ハイゼット 三方開き(S37P)
1968~70年式
山梨県甲府盆地にて 2014年12月25日撮影
同じ日に発見した巨泉さんをオマケにもひとつ。
こちらはガラス類は綺麗に残っていますが、フロントドアはもぎ取られ、荷台のアオリ戸もはぎ取られるという、あまり境遇が変わっていないような個体でした。フロントのベンチレーターもサビサビで鼻のようになっているところも同じです。…錆びやすいパーツなのでしょうかねぇ。
見ての通り、屋根の上に置かれて晒し者のようにされておりました。これでは下手するとバンの巨泉さんよりも悲惨な境遇では…?