トヨタ程でないにしろ、いすゞのネオクラもそこそこまとまった台数と遭遇したので、個別に紹介いたします。
合計3台のいすゞ車が登場しますが、さて一体何でしょう。
いすゞ ビッグホーン
イルムシャーRS ショート(UBS25DW)
1993~95年式
静岡県東部地域にて 2016年10月2日撮影
現在でも見かけるいすゞの現役乗用車と言えばやっぱりコレ!な、2代目ビッグホーン。
これ以外の乗用車は今やホントに見かけないす。
定番とは言ったものの、実はこれ、かなり珍しい(と思われる)ビッグホーンなのです。…というのも、よーくボディを見てください。
あら不思議。ドアの枚数が片方に一枚しかないではありませんか!
…そうこれは、よく見かける5ドアのロングではなく、3ドアのショートなのです!
かつてのRVにはショートボディの3ドアとロングボディの5ドアを設定するのが定番だったのですが、RVがブームに乗り、大衆化の道を歩んでいくと共に、利便性の高いロングボディの方が売れ始め、90年代には売れる個体の多くがロングという結果に。
どの車種においてもショートはただでさえ売れていないというのに、現在でも現役となると更にその数は減るでしょう。
とっても珍しいクルマなのに、背景の方にピントが合ってしまったのが悔やまれる限り…くゥ。。。
いすゞ ビッグホーン
ハンドリングバイロータス ロング
ディーゼル:UBS69GW
ガソリン:UBS25GW
1993~95年式
静岡県東部地域にて 2016年10月2日撮影
現在でも見かけるいすゞの現役乗用車と言えばやっぱりコレ!な、2代目ビッグホーン。
またコイツです。
カラーはやっぱり定番のブリティッシュなグリーンで、先ほどの個体とは異なり、定番のロングボディ車。
この2トーンカラーより、ロータスがチューニングを手掛けた足回りが搭載されている、ハンドリングバイロータスであると分かります。
しかし、フロントが見えなかったので、ガソリン車かディーゼル車かどうかは分からず。…というのも、ディーゼル車には必ずターボが搭載され、ガソリン車は必ずNAなので、ボンネットのエアインテークの有無を見ればエンジンの種類が判別できるからです。
リアにはいろいろなステッカーが貼られていたり、キャリアに海外のナンバープレートが掲げられていたりと、数多くの場所を旅してきた90年代のトラベラー感がムンムンなのがエモいですね!
数多くのステッカーに紛れて、リアゲート上部に“無限”のステッカーが貼られていたのが唯一のツッコミどころでした。
『お前、ホンダやないやろっ!』
…とはいったものの、いすゞのビッグホーン、一応ホンダにもホライゾンの名でOEM供給されており、強ち間違っちゃないっちゃないのですが、これはエンブレムにもあるようにビッグホーンなので、やっぱり豪快にツッコませていただきます笑
いすゞ エルフルートバン
1991~2002年式
山梨県富士五湖地域にて 2016年10月2日撮影
4代目エルフ後期型のルートバンです。リアのデザインは型落ちとなった3代目エルフのルートバンと全く同じながらも、エルフが5代目になった後も生産を継続し、なんだかんだで00年代の初頭まで生産されていた歴史のあるクルマです。
まあ要するに、現在絶賛発売中のダイナ/トヨエース/デュトロのルートバンなんかは15年以上前に生産終了した100系ハイエースの胴体とお尻が未だに流用されていますが、それと似たような感覚ということですね。
需要はそこそこあるのに、代替となる車種のラインナップが少ないせいか、未だに現役を見かける1台。
サイドガラスのステッカーから察するに、バイクのポーターとして活躍中のようです。