日産 ダットサン1000乗用車(211)
1959年式
日本の名車歴史館にて 2014年8月4日撮影
九州自動車歴史館にいたのは210型のダットサン。ここ、日本の名車歴史館にいたのは、211型という改良型。
ウインカーがフェンダー上からフロントに移動して少々現代的なスタイルになり、リアウィンドウが大型化されて視認性が良くなるなど、来るモータリゼーション社会に相応しい改良が施されました。
日産 ダットサン・サニー
2ドアデラックス(B10)
1969年式
日本の名車歴史館にて 2014年8月4日撮影
排気量は同じですが、ダットサン1000乗用車の後継車種ではなく、更に下のクラスの大衆車として開発されたクルマ。ダットサン乗用車がブルーバードとなった後の日産には、トヨタのパブリカクラス、いわば登録車最小クラスのクルマがありませんでした。
町中で見かけるようになってきたパブリカにぶつける形で登場したのがサニーというわけです。800ccだったパブリカを200cc分上回る1000ccで登場。クラスを超えた走りの良さを武器に、大ヒットをかましました。
この博物館には、あまり見かけることのないグリーンが展示。初代サニーと言えば、白色のイメージしかないので新鮮でした。
日産 ダットサン・ブルーバード
1200 デラックス(DP312)
1962年式
日本の名車歴史館にて 2014年8月4日撮影
サニーではなく、こちらがダットサン乗用車の正式な後継車種:ブルーバード。型式を見れば、よりお分かりいただけるかと思います。
初代ブルーバードはライバル車種の進化に追いつかれまいと、細かにMCが行われており、顔のデザインも色々。これは312型と呼ばれる後期型で、初代ブルの中ではもっともギラギラとした豪華なお顔となっております。
初代ブルーバードと言えば大体後期型を見かけるので、余程に売れ余程に残存率が他のモデルと比較して大きいのでしょう。
日産 ダットサン・ブルーバード
2ドアセダン 1600SSS(DR411R)
1965年式
日本の名車歴史館にて 2014年8月4日撮影
尻下がりなデザインが不評でライバルのコロナと大きく水を開けられた2代目ブルーバード。…とは言っても、初代ブルーバードと比べるとその売れ行きはかなり伸びており、販売競争で負けてしまったのはただコロナが強すぎただけであって、これを失敗作呼ばわりするというのもいかがなものかと思います。
個人的には、不評な尻下がりを改善した後期型よりも、前期と中期の方が特徴的で良いデザインだと思いますし、今現在見かける2代目ブルも尻下がりモデルの方が多い気がしますね。
このブルは中期型で、グレードはMCで追加されたスポーツモデル:SS(Sports Sedan)の更に上をゆくスポーツモデル:SSS(Super Sports Sedan)です。1600ccのエンジンを搭載し、90psを発生しました。
SSSというと、トミカ第一号である510ブルのSSSがまず思い浮かんでしまうので、410ブルのSSSには少し違和感を覚えますが、410ブルにもSSだけでなくSSSもあったのです。…ちなみに、後期型のSSSは地元で発見しております。