今度の番外編は…伊豆半島の東海岸にある、尾ヶ崎ウイングという展望駐車場での一幕を特集したいと思います。
気になるカテゴリーは…風景…ではなく、猫!
尾ヶ崎ウィングで遭遇したカワウィー猫ちゃんの写真をお見せしようと思います!オマケもあるよ!
展望デッキへと向かおうとしたところ、駐車場の柵の向こうに一匹の黒猫がいることに気が付きました。
黄色い目と黒いボディが良いコントラストになっていました。
おばあちゃんの家にもコロという名の黒猫が暮らしていますが、コロちゃんは漆黒という言葉が似合うくらいに真っ黒なので、コロちゃんよりは少し明るめの黒色のようですね。
クモを見つめる猫。
食べようとしているのでしょうか笑
何だかカワイイです笑
展望デッキで景色を見た後は、駐車場に戻り猫の様子を見に。
さっきいた場所からは移動し、よく見える場所に出てきていました。
ちょっとツンツンしている雰囲気がまた可愛い。
…えーと、なんか怒ってます…?
より近付くと、ゴミ箱の裏に隠れていきました。
半分だけ顔を覗かして、なんだか睨みつけているようです。
見上げるとより目つきの悪い顔に笑
ま、これはこれで可愛らしいのですがね~。
おまけ
<注意>
クモのドアップ画像が出てきます。
クモが苦手な方は見ないように!
ここ尾ヶ崎ウイングでは、猫以外にも、クモも見ることが出来ました。
…っても、クモなんてどこにでもいるか…。
別段珍しいものでもなく、種類もごくごく一般的に見ることの出来るクモです。
ジョロウグモです。
節足動物門クモ綱クモ目クモ亜目コガネグモ上科ジョロウグモ科に属しています。ジョロウグモは和名で、学名はNephia clavataというようです。
オオヒメグモやハエトリグモと並んで、全国的に見られる普通のクモの一種。
黄色地に青灰色の縞模様が付いた派手な個体が♀、地味な茶色で小さな個体が♂です。かなり見分けやすいですね。
どうやらこの巣にはメスが1匹、オスが2匹いるようです。…ちなみに、メスは裏側から見ると黄色の斑紋と黒の複雑な縞模様があって腹部中央が赤色という、表面とは全く異なる形相を呈しています。
大変面白いことに、生物学的には♂の方が♀よりも体格が大きくなるというのが一般的なのですが、こと造網性のクモ…殊更ジョロウグモにおいては、♀の方が♂よりも大幅に体長が大きいのです。徘徊性のクモも♀の方が大きいことが多いのですが、そこまで大きな差は見られません。
…さて、それは一体何故でしょう?
その謎を解くカギは、クモの巣にあります。…なんたってジョロウグモは造網性のクモですからね。
ジョロウグモはクモの中では大型の部類に入り、そのため成虫のメスが造る巣は1m近くになります。
ジョロウグモの♀は自分の巣を持っており、オスはメスを探し求めて移動し、メスの巣を見つけるとその巣に住み込みます。メスが受け入れればオスは無事交尾に成功し、子孫を残すことが出来るのですが、別の場所からやって来たオスが選ばれてしまうとオスは諦めて別のメスを探しに行かなくてはなりません。
そこで体長がネックになってきます。巣を張ったり草木の間を移動したりするときは、当然のことながら体重が軽い方が張りやすく移動もしやすいのです。よって、体長が小さくて体重が軽いオスの方がメスと出会える確率が高くなり、進化の選択圧により次第にオスのサイズが小さくなっていったのではないでしょうか。
生物の世界も身近なようでいて全然知らない事ばかり。調べてみると興味深い情報が得られてとても面白いです。
お知らせ
ちなみに…本日の18時に、ここ、尾ヶ崎ウイングの様子を紹介しようと思います!是非ご覧ください!