コロナと共に仲良く組ヒロ生活を歩んでいたのは、バリカンコロナ前期型の同期であるパブリカ700でした。
トヨタ パブリカ バン
デラックス(UP16V-D)
1964~66年式
長野県松本盆地にて 2015年1月5日撮影
パブリカ800ならともかくとして、700は博物館やイベントでも早々姿を見せるわけでもなく、天然草ヒロではまだ一度も見たことがなかった車種でしたので、これを初発見したときは思わず心の中でガッツポーズを決めたものです。
松本盆地にはどうやら、赤色と青色のパブリカ700バンが草ヒロになっているようですが、僕にとってはまだ幻。いつかはそれらも見つけて、3色のパブリカバンを制覇することができたらいいですねぇ。
…どういうわけか、丁度ボンネットの上にだけ雪が綺麗に溶け残っており、不思議な2トーンカラーが完成しておりました。自然が織り成す天然のドレスアップに、どこかパブリカも嬉しそうです。
コロナ同様、やはりいくら長野県と言えど、時間の流れには逆らえないのか、さすがにお年を召したような年齢相応の朽ち具合でした。
今は亡きパブリカ店がかつては存在していたことを表す、貴重なステッカー。カローラ店の前身です。
…ん?
山梨…?
ここは長野県ですが、なぜか山梨のステッカーが。
この果樹園のオーナーさんは嘗て山梨に住んでいて、このパブリカもその時に購入したのでしょうか。或いは、山梨県で販売されていた中古車を購入したとか…。
色々な理由が考えられますが、真相は誰も知るまい…。
状態の割にはエンブレムもたくさん残っており、見ていて楽しい個体でした。
豪華なツーショット。
こうして見ると、雪が積もっているせいもあるのでしょうが、かなり地面に埋もれていることが分かりますね。
おまけ
コロナやパブリカの周囲には、農家の方が放置していったと思われる古めかしい空き缶が放置されていました。
こういうのは結構好きなので、何枚か撮影しました笑
特にお気に入りなのがこの写真!
トマトケチャップの缶のようですが、缶入りのケチャップというだけでエモさ倍増です!
それに加えて、周囲の雪の解け残り具合や缶のヤレ具合、光の差し込み方や明るさなどが最高ですね。何とも言えない哀愁を感じました。