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Channel: ころころな趣味。
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ぶらり博物館めぐりの旅 in 九州 【後篇】(16)

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三菱 コルト11F

デラックス 4ドア

1970~71年式

日本の名車歴史館にて 2014年8月5日撮影

 

僕がこの博物館に行くモチベーションとなった収蔵車種の一つがコレです。

草ヒロでも滅多に見ない、イベントにも滅多に現れない、博物館でもあまり見かけない…三拍子揃ったマイナー旧車のコルトハッチバックシリーズの最後の型がこの11Fと呼ばれるコルトです。

コルトは三菱500の後継として登場したコルト600を起源とし、そこから上位車種であるノッチバックセダンのコルト1000と、600の流れを汲むファストバックセダン/ハッチバックのコルト800に分化し、同じ車名を冠していながらもそれぞれ独自に進化していきました。

 

冒頭でも述べましたように、ハッチバックコルトの最終進化系がこの11Fです。『イレブンエフ』と読みます。

800→1000F→1100F→11F…と、3度目のモデルチェンジなのにもかかわらず、基本的なデザインは800の頃から変わっていません。しかしながら、排気量がアップされたり、スポーツモデルが登場したり、ドアの枚数が増えたりと、自動車としては正当な進化を着々と遂げていきました。

 

それでも、ノッチバックセダンの1000シリーズよりは販売台数に大きく水を開けられたようで、現存する台数からしてもその差は歴然。

1000シリーズもそこまで見る車種ではありませんが、800シリーズはそれをはるかに上回る珍しさです。

ネットを見る限りでは全く見ないというレベルでもないようですが、僕はまだ1台しか草ヒロで発見できていません。

夢とロマンの詰まった車種ですなぁ。

 

 

三菱 コルト1500

スポーツセダン

1968年式

日本の名車歴史館にて 2014年8月5日撮影

 

…で、こちらがノッチバックセダンの1000シリーズ。

最初に1000が登場し、1000と並行して1500という、コルト600の上位車種として生まれたコルト1000の更なる上位車種が追加されます。

そののちに、1000のみがMCされて1100となり排気量を上げて車格アップするも、そうしていくと上位車種である1500の面目が立たなくなってしまう…ということで、1200になった時点でボディが1500と共用されるされるという…なんだかフクザツな家庭事情をもっている家系であります。

 

このコルトは1500です。1500には、1100Fや11Fにも採用されたスポーツセダン(SS)というスポーツグレードが設定され、この個体がまさにそのSS。エンブレムがカッコ良く自己主張しています。

よくよく見ると、グリルのデザインは三菱360/ミニカの後期型に準じているのが面白いですね。

 

 

 

三菱 ミニカ

デラックス(LA21)

1968~69年式

日本の名車歴史館にて 2014年8月5日撮影

 

…で、このクルマが、先ほど紹介した最終型コルト1500の顔に似ている、ミニカ最終型です。

コルトとは違って、こちらは三菱360と共に草ヒロやイベントで頻繁に見かける定番車種ですね。

この可愛らしいクリーム色は新鮮でしたけれども。


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