果樹園の奥地に…ジウジアーロキャリイ…!
スズキ キャリイバン
360 デラックス(L40V)
1970~72年式
長野県松本盆地にて 2015年1月5日撮影
オーナーさんがいらしていたので、果樹園のど真ん中に位置する個体なのにもかかわらず、間近で撮影することができました。
実はコレ、前回紹介したカローラ同様、再撮影個体です。カローラはリアしか見えず不完全燃焼系だったように、このジウジアーロも接近できず遠目から狙うしかなかった不完全燃焼系でしたので、再訪問で目新しさはないとはいえ、意義のある再訪ができたと思います。
ジウジアーロキャリイは草ヒロにしては珍しくトラックの方が良く見かけているというレベルで、バンの方が珍しいという印象があります。
どっちが前でどっちが後ろか分からない、左右対称なサイドのデザインはいつ見ても惚れ惚れしますねぇ。バンらしからぬリアゲートの傾斜もアヴァンギャルド感満載。後にも先にもこのような頓狂なデザインのライトバンは現れないでしょう。
…ところで、今年のモーターショーで、スズキが『HANARE』というコンセプトカーを出展していましたが、どうもデザインのコンセプトがジウジアーロキャリイのバンのような気がしてなりません。
このデザインをそのまま採用しているわけではないのですが、あのクルマを生で見たとき、ジウジアーロキャリイのデザインが脳裏に浮かんだのです。“前後対称なデザイン”、“ボディを一周するモールの意匠”、“どこかレトロチックなデザインのヘッドライト/テールランプ”が、ジウジアーロキャリイのデザインをモチーフとしているように感じます。
…皆さんはどう思われましたかね。