お知らせ
前回お知らせするのを忘れていたので、イキナリここでお伝えする形となってしまいますが、『まゆげ・まゆげ・まゆげ』シリーズの通常編は前回(21)でおしまい。
では、今回からは何をするのかというと…長編シリーズではおなじみの“The best”編をお送りいたします。このまゆげツアーで訪れたまゆげたちの中で、特に印象に残った、或いは珍しいと思ったまゆげを3台厳選し、第三位から順に紹介するというものです。
…というわけで、どうぞよろしくお願いしまーす!
通りから一本入った所にあるまゆげを案内するために、僕が単独でまゆげの所に行った際のショット。
さあ、どんなまゆげが待ち構えているのでしょうか…!?
おお!?
これは、まさかの…
まゆげNo. 015
まゆげコード:MLEAH2-LXS-VLH
●車両情報●
車名:アトレー 型式:M-S65V-MFZH
年式:1984~86年 モデル:後期型(最終モデル)
グレード:LX
ボディタイプ:アトレー・ハイルーフ 駆動方式:2WD
草ヒロ度:★☆☆☆☆ 風化度:★★☆☆☆
場所:空き地 用途:物置
●発見情報●
まゆげ:52台
後期型:31台
後期でアトレー:14台
後期でアトレーで2WD:7台
場所:山梨県甲府盆地 撮影日:2018年3月29日
ドッペルゲンガー:有
『えっ、この普通のアトレーが第三位…?』
…と思った方、いらっしゃるのではないでしょうか。そう思われても仕方ないと僕も思います。
実際このアトレー、よく見る最終型で激レアなターボではないNA、グレードもただのLXでカラーリングもありふれたシルバー、オプションパーツも特にない…本当に何の変哲もないまゆげアトレーなのですから。
では、なぜ第三位にノミネートされたかというと…まゆげさんが所有されているまゆげアトレーの一つである、今回の探索車と全く同じ個体だったからであります!
再訪問個体で、事前に用意していた個体ではありましたが、この草ヒロを目にしたまゆげさんに指摘されるまで僕は気付きませんでした。
最終型であるという点や、グレード、NAであるということ、カラーリング・デカールデザイン、ルーフの高さ…何から何まで同じです。敢えて違う点を挙げるとするならば、現役か草ヒロかの違い…という冗談はさておき、ホイールが鉄チンかオプションのデザインホイールかという違いくらいですかねぇ。
これはドッペルゲンガーと言っても過言ではないでしょう。
まゆげは草ヒロとしては非常によく見かける部類なので、全く同じ見た目をしたドッペルゲンガーに遭う可能性は高いといえば高いのですが、それでもグレードやボディタイプ、年式、カラーリングやデカールなどのバリエーションが豊富なまゆげでドッペルゲンガーがいるというのはそうそうないことだと思います。
これはかなりの偶然です。
見た目がほぼ同一のクルマで、草ヒロ状態のものと現役状態のものがコラボする…不思議な光景。
現役まゆげは、ボロボロになって動かなくなった自分を見て、何を思うのか…。
草ヒロまゆげは、ピッカピカの元気な自分を見て、何を思うのか…。
しばらく相対したのち、我々はこのまゆげに別れを告げ、次なるまゆげへと目指しました。。。
初発見時との比較画像
~劇的!BEFORE/AFTER!~
左:2012年5月3日撮影 右:2018年3月29日撮影
こうして見ると、錆の面積が明らかに広がっていたり、錆の色が濃くなっていたり、手前に置いてある木のボードがグサグサに風化していたりと…露骨に変化が現れているのが面白いです。
やはり6年間は長かった。。。