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草ヒロアワード2019 ~今年の振り返り~(1)

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皆さん、こんにちは!

2019年もいつの間にかに終盤を迎えております。あと残り1.5日で新たな年を迎えるのです。

今年は一年が過ぎるのが本当に速かった気がしますねぇ。

↑毎年そんなことを言っているような…。

 

…ま、無駄話はそれくらいにしてチャチャっと本題に入りましょう。

毎年恒例、草ヒロアワードのお時間が今年もやってまいりました!

草ヒロアワード2019の概要につきましては、【予告編】をご覧くださいまし。

本日12月30日は、メーカー別草ヒロアワードを開催します!

 

予告編でも書きましたが、今年は本格的な草ヒロ探索は僅か2回しか行っておらず、収穫台数は大豊作だった去年に比べるとかなり少ないです。…それゆえに、メーカー別草ヒロアワードを受賞する草ヒロのレベルも前回よりは劣ります。

メーカーのジャンルは、トヨタ日産・プリンス・日産ディーゼルホンダマツダ三菱・三菱ふそうスバルスズキダイハツいすゞ日野その他の国産メーカー外国車の12コに分類するのですが、今年はスバル部門いすゞ部門その他の国産メーカー部門外国車部門のノミネートはありませんでした…!

その代わり、日産・プリンス・日産ディーゼル部門からは日産と日産ディーゼルでそれぞれ受賞草ヒロが出ております。

 

 

さてさて、なんだか幸先の良くないスタートを切ってしまった感のある草ヒロアワードですが、たったの2回の探索でここまで持ってこられたのですから大したモンだと思いましょう!

草ヒロアワード2019、はじまりはじまりぃ~!!

トヨタ部門から順に紹介します!

 

 

 

 

 

1.トヨタ部門

トヨタ パブリカ 800

スタンダード(UP30)

1969~71年式

山梨県甲府盆地にて 2019年3月3日撮影

 

トヨタ部門ノミネートはコレ!

ブロ友さんと草ヒロ探索をした際に、ブロ友さんが案内してくださった個体です。

この探索では、地元民しか知らないようなニッチな草ヒロを多数案内してくださり、探しつくしていたと思っていた山梨でもまだこんなに出てくるものなのだということを改めて思い知らされ、山梨県の奥深さを再確認出来ました。

 

トヨタ部門はこの2代目パブリカということで、年式的にも車種的にもイマイチピンとこないような微妙な印象を受けますが、よくよく考えたらパブリカはなんだかんだで初代の方をよく見つけていますし、草ヒロとしての魅力度も非常に高いものだったので受賞する運びとなりました。それに、初代パブリカと同じエンジンが搭載された前期のスタンダードは、2代目パブリカの中でも特に珍しいモデルでしょうしね。

誰も来ないような山奥にあるというシチュエーションだけでも及第点!こんがりとまんべんなく錆びた様子も最高です。

 

 

 

 

 

2.日産部門

日産 サニーカリフォルニア(WB11)
1981~83年式
山梨県甲府盆地にて 2019年3月3日撮影
 
日産部門は新しいサニー?
…確かに80年代のサニーですが…後ろをよーく見てください。
セダンではありませんねぇ。それにどうやら、バンでもなさそうですよ。
察しのいい方はもうお分かりになられたでしょう。これは、サニーのワゴンとして登場したサニーカリフォルニアなのです!
 
サニーカリフォルニア、FMCを3回行って90年代後半まで製造され続けたクルマですが、僕はどのモデルも1台も見たことがありませんでした。特にこの2代目となると、ネットですらも見たことがない気がします。
この個体もブロ友さんにご案内していただいたのですが、なんと…僕が7年前の探索で訪れていた草ヒロの目と鼻の先にあった個体だったのです…!このサニーの近くを通っている道も、草ヒロ探索をするときに何度も通っている道でした。
一体何故今まで気が付かなかったのか…“草ヒロが湧いて出てくる”という表現がぴったりな草ヒロでした。
ある意味、灯台下暗しな草ヒロです。『灯台下暗しで賞』は地元の草ヒロが受賞条件なので、これではありませんけどね。

 

 

 

2.5.日産ディーゼル部門

日産ディーゼル コンドル

パネルバン(CM90)

1979~81年式

山梨県甲府盆地にて 2019年3月3日撮影

 

日産ディーゼルでも草ヒロアワードで表彰できる草ヒロを発見しましたので、2.5として紹介します。

 

中型・大型トラックの草ヒロというだけでも中々レア度が高いですが、なんとクロネコヤマト宅急便の配送車!

あのお馴染みのカラーリングを身にまとい、あのお馴染みの黒猫のマークを引っさげて、ヤマト運輸のコンドルであることをアッピールしております。

配送センターの裏手で朽ちていた個体ですが、何を思ってこんな所に置いておこうと思ったのか聞きたいところです。

こういった大手企業のクルマというのは中小企業よりも管理が厳しく、まず残らないものなのですが、草ヒロ王国山梨では残ってしまうものなのですねぇ。

これも例に漏れずブロ友さんに教えていただきました。

 

 

 

 

 

3.ホンダ部門

ホンダ インテグラ

4ドアハードトップ SiR-G(E-DB8)

1995~98年式

山梨県甲府盆地にて 2019年3月3日撮影

 

これもやっぱりブロ友さんに教えていただいたもの。案内してもらってばかりで情けなくなってしまいますねぇ…泣

ホンダ部門受賞車は、タイプRが設定されたことで話題を呼んだ3代目のインテグラ。伝説的走り屋漫画:『イニD』にも出てきます。

 

新しいクルマでありますが、逆にここまで新しいと一周回って大物と言えるというもの。

3代目インテの草ヒロなんてのはそうそう見られるものではないでしょうからね。

余談ですが…。この代のインテグラのタイプRに部活の先輩が乗っていて、運転させてもらったことや横乗りしてドライブに出かけたこともあったので割と思い出のあるクルマです。また、年の離れたOBさんも乗ってます笑

 

 

 

 

 

4.マツダ部門

マツダ T1500

8尺 低床 一方開(TUB85改)

1962年式

山梨県甲府盆地にて 2019年3月3日撮影

 

マツダ部門は…なんとオート三輪の消防団仕様車…!

オート三輪の草ヒロというだけでもインパクトは大ですが、消防車となると現存はこの1台のみ…という可能性が充分考えられます。

惜しむらくは天然草ヒロではなくヤードモノだった点ですが、天然物はまずありえないのでまぁ良しとしましょう。

ちなみにこのヤードは、草ヒロがどんどん淘汰されゆくこのご時世にしては珍しく、60年代の草ヒロで固められており、時が止まったような雰囲気が残る濃いヤードでした。

メーカー別アワードでは、マツダ部門だけでなくあと2部門でこのヤードの個体が出てきます汗

 

このヤードも恥ずかしながらブロ友さんに案内していただいたものですが、この発見がなければ草ヒロアワード2019は開催されなかったことでしょう。何度も申し上げますが、本当にありがとうございました…!!

 

 

 

 

 

5.三菱部門

三菱 ミニキャブワイド55

三方開 スーパーデラックス(H-LO13P(HJ))

1977~79年式

山梨県甲府盆地にて 2019年3月30日撮影

 

これは自力で発見したものです。今回の受賞車のなかでは最もインパクトに欠ける個体ですがね…。

ミニキャブワイド55などという、草ヒロ初心者でもバンバン見つかる定番車種が受賞した理由は、装着されているナンバープレート。

場違いにも、360cc時代の軽のナンバープレートがバンパーに付いていますね。

 

ほぼ間違いなく、ワイド55に乗り換える前の軽トラから外したものと思われます。

その車種は知る由もないですが、そこにこの草ヒロの醍醐味があるといえましょう。マジメに考えるのなら、ミニキャブELかミニキャブWだろうというのがベターですが、考え様によってはスズライトキャリイやコニーの可能性も絶対に否定はできないという、ムゲンの可能性を秘めた夢のある草ヒロです。

アナタは何のナンバープレートだと思いましたか?自分なりに乗り換えたストーリーを考えてみるのも楽しいでしょう。

 

 

 

 

 

7.スズキ部門

スズキ スズライト キャリイ(L20)

1965~69年式

山梨県甲府盆地にて 2019年3月3日撮影

 

これもブロ友さんに教えていただいたもの。

滅多に見かけないL20キャリイのトラックです。

車種的な珍しさもさることながら、もうずいぶんと人の手の入っていないような荒れ放題の土地に落ち葉と共に埋もれているというのが、草ヒロらしくて非常によろしい!

このまま落ち葉を運命共同体として土へ還っていくことでしょう。

 

 

 

 

 

8.ダイハツ部門

ダイハツ ミゼット(DSA)

1959~62年式

山梨県甲府盆地にて 2019年3月3日撮影

 

バーハンドルミゼットは博物館では意外とあるものの、草ヒロでは全くと言っていい程見かけません。

いつかは草ヒロをこの目で見てみたい…という願望がありましたが、ブロ友さんの案内により叶えることが出来ました!

 

…本当は4年前に行われた長野探索で叶うはずだったのですが、意気揚々と現地に行ってみたら…ストビューでちゃんとそこに居たハズのバーハンミゼットが跡形もなく消えていた…という哀しい事件がありました。

ずっと心の奥ではモヤモヤとしていたところだったので、尚更喜びは大きかったです。

その撮影前に撤去されてしまった個体は、ヤードモノではなく正真正銘天然の草ヒロということで、そういう点ではこちらの方が劣ってしまうのですが、これでも充分珍しいのでどうでもよくなります。

 

 

 

 

 

10.日野部門

日野 ブリスカ(FG30)

1964~65年式

山梨県甲府盆地にて 2019年3月3日撮影

 

日野部門の受賞車は…ミゼットの下にいたこのトラック。

日野の小型トラック…?

そう聞いてすぐに車種が思い浮かんだアナタは、余程の日野マニアかマイナー車好きと言えるでしょう。

答えは上に書かれていますが…そうです。

ブリスカです!

案内してくださったブロ友さんに車種を教えてくださいました。

これが本当にブリスカかどうか半信半疑な人は、コチラをを見ましょう。

 

 

この写真はそのブロ友さんが撮影したものですが、これで正真正銘の初代ブリスカ後期型と分かりますよね!

有難いことに、当ブログでの掲載を快く承諾してくださいました。

重ね重ねお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

これは、ころころ所有の『自動車ガイドブック 第11回東京モーターショー記念出版』より引用したブリスカの画像です。

まさかこんなレア車が山梨県に眠っているとは…。恐るべし。

…しかし、驚くのはまだ早い!

なんたって、初代ブリスカ後期型の隣には…

 

 

 

 

なんともう一台初代ブリスカがいたのですから…!

しかもこっちは、1961~64年式前期型

 

初代ブリスカの後期型と前期型が一堂に会する場所なんて、日本中探したって他に見つからなさそうです。

この写真をブロ友さんが見せてくださった時は、実際に見たわけでもないのにかと思いました。本当にすごいです。凄すぎてそれ以外の言葉が思いつきません。とにかくスゴいヤバいの一言です。

もちろんこれもブロ友さんからお借りした写真であります。

 

そしてこれは、ころころ所有の『自動車ガイドブック 第10回全日本自動車ショー記念出版』に記載されている初代ブリスカ前期型。

こんな顔をしております。

僕が訪問したときは遠くからの撮影となり、ブリスカの顔は一切見えませんでしたが、いつかは許可を取って中に入って思う存分ブリスカを堪能したいですねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

…以上、8部門9台の草ヒロが、メーカー別草ヒロアワード受賞車でした!

ヤードモノ率が高かったり、大して古くないものも含まれていたりで物足りなかったかも知れませんが、お楽しみいただけたでしょうか!?

9台中8台という、約90%もの受賞車がブロ友さんに教えていただいたものという、草ヒロ趣味人としては随分と情けない状況になってしまいましたが、どうかご容赦ください。

案内してくださったブロ友さんには、本当に感謝しかありません…!ありがとうございました!

機会があればまたいつかご一緒に探索しましょう!今度は、僕も案内できればと思います笑

 

草ヒロアワード本編は明日:大晦日の正午に更新いたします。

メーカー別草ヒロアワードとは異なり、今年の草ヒロアワード本編は去年よりも見ごたえアップ!…しているハズです汗

…というのも、予告編でもお知らせしましたように、賞の種類が去年の7種類から10種類に増やしたからであります!

乞う、ご期待!!


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