そんな“らぶらぶカップル”のすぐ近くに、どこか寂し気にポツンと一人佇んでいた軽トラ。
そんな不遇な負のオーラをムンムン出していた、その正体は一体何なのでしょうか…?
三菱 ミニキャブEL
一方開 スタンダード(T130NS)
1971~72年式
長野県北部にて 2015年12月27日撮影
軽トラ界の王者:キャリイでもなければ、軽トラ界の長老:ハイゼットでもなければ、軽トラ界のポルシェ:サンバーでもなく、軽トラ界のフェラーリ:アクティでもない、軽トラ界の……。
…ミニキャブでした。
ミニキャブって、全く売れていないわけでもなく、むしろ普通にコツコツと堅実に売れていたわけですが、他メーカーの軽トラたちに比べてどこか個性が薄い気が個人的にはするのです。
ミニキャブがキャリイ/エブリイのOEMになってしまうとなったときも、サンバーのように特別限定車(WR BLUE LIMITEDですね)が発売されたり、数多くのファンが大々的に別れも惜しんだりしたというわけでもない、随分アッサリとしたお別れになったことからも、ミニキャブの不遇さが現れていた気がします。
…でも、そんなフツウな感じが逆にミニキャブの個性とも言うべきなのでしょうか。
このミニキャブくんは、トラックながらもちゃーんと物置の役割を与えられ、そして活躍しているご様子。
お天道様は見ています。
いつか、彼に光が当たる時が来ることでしょう…(謎
そういえば、ミニキャブは電気自動車のMiEVだけなら、まだ自社生産のボディを使ってますね。トラックは販売不振のために最近生産終了してしまったようですが、バンはまだあるので、自社生産ミニキャブの系譜が完全に途切れたわけではありません。
…というわけで思いつきました。ミニキャブの二つ名。
『軽トラ界のテスラ』、です!
現在もEVの軽トラ(バンですが…)を製造しているのは、三菱だけですからね。これからのEV化時代にしっかり対応している三菱に敬意を表して、一大EVメーカーのテスラの名を使わせていただきました。
…もっと良いのがある!という方は、コメント欄にドシドシ書き込んでくださいな(爆)
このフォント、いつ見てもお洒落ですよね。
王冠を模したスリーダイヤマークもハイセンス。