本日は、外車の放置車をまとめて三台紹介しちゃいます!
シトロエン タイプH(Hトラック)(奥)
1969~81年式
メルセデスベンツ Sクラス(手前)
1986~91年式
山梨県甲府盆地にて 2015年4月1日撮影
どこか異国の風を感じるデザインの柵に囲われ、これまた異国情緒溢れるデザインのランプや土台が据えられていた不思議な空間に、エジゾチックなクルマが2台放置されておりました。
撮影から5年以上が経過しているため、ここが一体何だったのかはスッカリ遠い記憶の彼方へと飛んで行ってしまいましたが、近付くことが出来ていないことを考えると、レストランかカフェか何かの敷地だったのでしょうかねぇ。
放置されていたクルマは、泣く子も黙るドイツの高級車:メルセデスベンツと、超マニアックなフランス車:シトロエンHトラックでした。
ベンツはバブル期の日本でも売れに売れたSクラスなので、今更述べることも特にありませんが(スミマセン)、Hトラックは凄い!
『なぜアンタがここにいる!?』
…と、問い質したくなってしまうホド。
というのも、Hトラックはトミカ化されていたので知名度は高いでしょうが(僕はHトラックのトミカを持っているので車種が分かりました)、トミカになっている割には、日本に正規輸入された台数は約200台と非常に少数でマイナーな存在だったからなのです。
非正規で入ってきているのもあるでしょうから、実際の台数はもう少し多いのでしょうけれども、珍しいクルマであることには変わりはないでしょう。
2CVのライトが流用された愛らしいフェイスはベンツのせいで拝むことは出来ませんでしたが、強度確保のために加工されたおろし金のような特徴的な荷台は下から見ることが出来ました…!
恥ずかしながら知識がないため、一体何年式なのか、正規輸入された個体なのか…色々とよく分からない事ばかりですが、貴重なクルマを見ることが出来たという感覚はシッカリと味わうことが出来ました。
シボレー インパラ
スポーツクーペ
1965年式
山梨県甲府盆地にて 2015年4月1日撮影
基本知識が悲しいくらいにないアメ車だったので、発見時は車種は勿論のことメーカーすらも分からなかったので、帰宅後根気よく調べて見ると…アメリカのBIG3:ゼネラルモーターズのいちブランドを担うシボレーのフルサイズクーペ:インパラであることが分かりました。
名前だけなら聞いたことがありましたが、これってインパラだったのですねぇ汗
更に調査を続けていくと…どうやら3代目だということが判明し、テールライトが丸型であることや、ヘッドライトベゼルやグリルのデザインから3代目のインパラの中でも最初期のモデルである、1965年式であると分かりました。
こんな図体のデカい昔のアメ車を、動かない状態になっているのにもかかわらず庭先に置いてあることから考えると、オーナーさんは相当このクルマに思い入れがありそうです。
諸般の事情で維持することが出来なくなってしまったのでしょうが、いつの日にかレストアすることを夢見て保管してあるのでしょうね。
アメリカンドリーム、実現していただきたいところです。