本日でこのヤードの旧車たちの紹介もオシマイ。
ラストを飾るのは、3台です。
これまで紹介してきた旧車の写真にも、モザイクを掛けられた状態で写り込んでいたクルマたちでございます。
そして本日のカテゴリーは…ご覧の通り不明車!
メーカー・車種共々分からなかったクルマが1台、そして年式がよく分からなかったクルマが2台登場します。
お詳しい方、ご教示いただると幸いでございます。
いすゞ TSD43
1979年式?
青森県にて 2015年8月2日撮影
まず最初はボンネットバス。いすゞのボンネットバスです。
いすゞのボンネットバスというと、TXがベースとなったBXが思い浮かぶ方もいらっしゃるでしょうが、他にもボンネットバスがありました。
それが、TS。いすゞのボンネットトラックにTSというものがある方はご存知でしょうか。
そのTSをベースにバスを作ったのがTSです。
TSというトラックは、四輪駆動のトラックということで雪国のユーザーには重宝されたわけですが、それのバスVer.も作っちゃえばもっと売れるじゃね?…という経緯で生まれたと思われるのが、バスのTSです。
BXはFRなのに対し、TSは4WD!雪国で活躍する路線バスや送迎バスとして多く導入されたと聞きます。
ここも雪国青森ですから、BXではなくTSが選ばれたのでしょう。
問題なのはその年式。
色々画像を調べてみても、ボンネット横のスリットが塞がれている仕様のTSDが一台も見つからないのです。
トラックのTSは1979年を境に塞がれているので、一応1979年式としましたが、顔は1979年より古いモデルのものなので困惑しているのです。…とは言え、ドア横にサイドマーカーが付いていて、尚且つサッシュ窓なのはかなり後期のモデルの証なので、1977年以降の個体であることは間違いないと言えます。
フロントガラスが分割式だからかなり古そうと見せかけておいて、実は超新しいというぬか喜びを誘発する個体でした。
…まあ、これはこれで珍しそうですけどね。分割窓とサッシュ窓共存のチグハグ感が面白いです。
いすゞ TS/TW
1976~79年式?
青森県にて 2015年8月2日撮影
で、こいつが先程のバスのベースとなったトラック…の可能性があります。
…というのも、フロントだけではTSとは断定できず、TWの可能性もあるからです。
TWは、TSの六輪Ver.すなわち、6WDという凄いトラック。
まあなんにせよ、サイドが見られない事には、何輪ついているのか分からないので車種の特定はできません。
そして年式ですが、フロントグリルのデザインと曲面ガラスということ、グリル脇にリフレクターが付いているということでかなり新しいモデルだと分かるのですが、年式の判定はこれで正解なのかは分かりません。
ボンネットトラックにお詳しい方の判断を仰ぐしかありませんな。。。
そしてラストはメーカー・車種不明車!
メーカー不明の消防車
年式不明(1950-60年代?)
青森県にて 2015年8月2日撮影
消防車ということは分かりますが、それ以外はサッパリ。
かなり古そうな雰囲気を醸し出していますが、その実態は不明。
トヨタ?ニッサン?いすゞ?日野?…一体全体何でしょう??
この画像だけで正体を暴ける方がいらしたら感服いたします。
お知らせ
これにてヤードのクルマは撮影分全て紹介し終わりましたので、来週よりこのシリーズは、博物館からヤードへ向かう道中で発見した現役旧車と草ヒロを各一台ずつ紹介していきます。