三菱 ミニカ’70 GSS(A101)
1969~70年式
長野県北部にて 2015年12月27日撮影
とってもいい塩梅に朽ちたミニカ’70がババーンサンバーの近くにいました。
サンバーはかなりの良好状態だったのに対し、こちらのミニカはかなり朽ちています。
この差は一体どこから生じるのか、まったく不思議なものです。鉄板の質…農薬の種類…放置歴…さあなんでしょう。
草ヒロ的に見ごたえがあるのは、当然ながらよく朽ちている方です。
グリルは外れ、フェンダーは欠落し、ボンネットはガサガサ。右サイドは錆が流れ出し、滝のようになっています。…いやあ、美しい。。。
このクリーム色もまた、錆の惹き立て役になっているような気がしますね。
ちなみにこのミニカですが、ミニカ’70の後期型で、グレードは高性能グレードのGSS(Grand Super Sports)。
中身だけでなく、バンパーモールや砲弾型ミラー、ホイールなどで外見上の差別化も行っております。
このホイールのデザインがまたカッコいい!シンプルではありますが、ホレボレするデザインです。
ちなみに搭載されたエンジンは38psを発生。
この時代の軽自動車界では、異例の高性能でリリースされたNコロが発端となった第一次馬力戦争とも言うべくほど過熱した開発競争が繰り広げられました。
軽自動車を製造するメーカーは軒並み高性能スポーツモデルを開発したのです。
…と、いうことで?
今回もやりますランキング!
今回もやりますランキング!
その名も…『軽自動車馬力ランキング!!』
先週サンバーを紹介したとき、同時期の軽自動車の床面地上高の低さをランキングしてみましたが、今回はミニカ’70と同じ時期に製造された軽自動車の馬力の大きさを順位付けしたいと思います!!
このミニカと全く同じモデルが載っている、『自動車ガイドブックVOL.17 第17回東京モーターショー記念出版』に記載されている軽自動車の高性能モデルを調査してみました!
計7メーカー、9車種、総勢9台がエントリー!
今回は、ちょっと豪華にexcelで表を作成してみました。
このミニカと全く同じモデルが載っている、『自動車ガイドブックVOL.17 第17回東京モーターショー記念出版』に記載されている軽自動車の高性能モデルを調査してみました!
計7メーカー、9車種、総勢9台がエントリー!
今回は、ちょっと豪華にexcelで表を作成してみました。
最も馬力が大きかったのは、ダイハツさんのフェローMAXスーパースポーツ…でした!
なんと唯一の40 PS台!
1970年の馬力戦争は彼が制したようです。
ちなみに今回紹介したミニカは第二位の38 PS。なかなか頑張っております。
なんと唯一の40 PS台!
1970年の馬力戦争は彼が制したようです。
ちなみに今回紹介したミニカは第二位の38 PS。なかなか頑張っております。
…で、驚いたのがマツダのキャロル。『マツダは高性能モデルがなかったからキャロルを参考としてランキングに組込むか~』なんて思っていたら、なんとポーターキャブの方が馬力が上でした笑 恐らく、新規開発のエンジンを搭載しているためでしょうが…。
ついでに補足しますと、キャロルの20 PSという値。これは、高性能モデルではない通常モデルの軽自動車と比較しても最悪の値です。
1970年代に入った時は既に時代遅れだったのでしょう。軽乗用車唯一の4ドアというアドバンテージはあったので売られ続けたのでしょうが、1971年に4ドアもあるライフが登場すると完全に行き場を失い、マツダは一時軽乗用車の販売からは身を引くことになりました…。
…マ、1972年にシャンテが登場するまでの短い間でしたがね。
ついでに補足しますと、キャロルの20 PSという値。これは、高性能モデルではない通常モデルの軽自動車と比較しても最悪の値です。
1970年代に入った時は既に時代遅れだったのでしょう。軽乗用車唯一の4ドアというアドバンテージはあったので売られ続けたのでしょうが、1971年に4ドアもあるライフが登場すると完全に行き場を失い、マツダは一時軽乗用車の販売からは身を引くことになりました…。
…マ、1972年にシャンテが登場するまでの短い間でしたがね。
また、この中から抽出して別のランキングも作成しました。