スバル レガシィ4WD ツーリングワゴン
2.0 GT(E-BF5)
1991~93年式
山形県にて 2015年7月19日撮影
草に埋もれ、すっかりレガシーのようになったヤードにスバルのレガシィが埋もれていました。
レオーネのヒットに続け続けと、レオーネよりもワンランク上のセダンとして登場したのがレガシィでございます。
戦闘機のキャノピーを彷彿とさせるスバルらしい独特なデザインのセダンと、レオーネで大ヒットしたツーリングワゴンを引っ提げ、お得意の四駆仕様もお供して市場に現れたレガシィ。現在でもスバルの最上級クラスのクルマとして居座るほどに人気を博しました。
なかでもツーリングワゴンのヒットは、日本のクルマ市場を揺るがすほどの影響を与えたようです。
これまではのんびり家族でお出かけ用、ともすれば商用も兼ねての利用という、何かとビジネスライクなイメージがあったステーションワゴンですが、スタイリッシュな見た目と2リッターターボを積んだ走りのグレードを用意したレガシィツーリングワゴンが登場すると、そのイメージも一変。
ワンボックスカーよりもスポーティーなファミリーカーだったり、完全な乗用車感覚で乗れるクルマというイメージに。
中小メーカーから出た思わぬヒットに慌てた大手メーカーは、カルディナやステージア、カペラワゴンやリベロなどといった対抗馬を出し、4WDでターボを搭載した真っ向勝負グレードもリリースすることとなりました。
また、レガシィのクラスだけでなく、他のクラスのクルマにも影響を与え、ステーションワゴンブームというものが巻き起こったのです。
…で、このレガシィは、スポーティーなステーションワゴンの第一人車であるGTでした。
ボンネットに控えるおっきいエアインテークがその証。いかにも速そうな見た目ですねぇ。
真っ黒なボディも、ダークな雰囲気があってカッコいいです!
スバル レガシィ4WD ツーリングワゴン
1.8 Ti type S(E-BF3)
1991~93年式
山形県にて 2015年7月19日撮影
2日目は、黒いツーリングワゴンだけでなく、白いツーリングワゴンにも出会っていました。
こちらは現役の個体で、大事になさっていることが容易に推し量ることができるピカピカボディの持ち主でした。
グレードは、ボディ同色ガーニッシュとフォグランプが装着されていることから、中堅クラスのTi typeSだと判明。GTに比べると大人しいグレードですが、スタイリッシュであることには変わりありません。