フェローMAXが放置されていた廃屋の目と鼻の先(というか同じ敷地?)に、実はもう一つ廃屋がありました。
なんということでしょう、その廃屋の中に二台の旧車が放置されていたのです…!
日産 グロリア 4ドアセダン
2000GL(C-331GHT)
1977~79年式
山梨県にて 2015年4月1日撮影
テールランプのデザインから、330グロリアセダンの後期型と分かります。
そして、NAPSエンブレムが確認できることから、L型エンジンを搭載したガソリン車であることも分かります。また、グレードはGLなので、2000ccのL20エンジン搭載車だと分かりました。
日産 ダットサン・サニークーペ(KB10)
1968~70年式
山梨県にて 2015年4月1日撮影
ファストバックの処理が美しい初代サニークーペ。淡いグリーンも高貴な雰囲気が漂うデザインのクーペによくお似合いです。
テールランプにアンバーカラーレンズがあることから、後期型と分かります。
荒廃した廃屋と放置された旧車のコンビネーションは、息を呑むほどに美しいものでした。
崩壊した廃屋の屋根やボディに降り積もった土や埃、ガレージを塞ぐようにして天へと伸びていく竹や木もまた、この草ヒロの神秘性や魅力を高めてくれています。
クルマが置かれているということは、このスペースは当時はガレージとして使われていたのでしょう。高級車であるグロリアや、趣味性の高いサニークーペを所有していたということは、それなりに裕福なご家庭だったのでしょうが今や見る影もありません…。
その雰囲気が本当にゾクゾクします。廃墟の魅力の一つはこういうものでしょう。。。
現役当時は生えていなかったであろう竹や木がここまで伸びていることを考えると、かなり長い間放置されているはずです。成長が早い竹ならともかく、普通の木がここまで伸びるのはすごいと思います。…もしかしたら、この木も成長が早い部類の木なのかもしれませんがね。