今朝、地元でミラージュを見てきました。
あまりにも素晴らしいミラージュだったので、一眼レフで何枚も写真を撮影してしまいました。
その写真がコチラ。
どんなミラージュが出てくるのでしょうか…。
三菱のミラージュかと思いましたか?
残念!
ミラージュはミラージュでも、クルマのミラージュではなく、自然現象のミラージュ…要するに蜃気楼でございました(爆)
とんでもない『三菱 ミラージュ』が出てくるのかと期待した方、スミマセン!
(サムネイルもご丁寧に三菱・ミラージュにさせていただきました)
今朝野暮用があって海へ向かうと、見事な蜃気楼が発生していたので、『これは素晴らしい!海で蜃気楼を見たのは初めてだ!』と…意気揚々と家に帰って一眼レフを久々に取り出して撮影に出向いたのです。
蜃気楼は、空気の密度の差によって起こる光のイタズラ。
今朝のように寒い朝は海面上の空気が冷やされるわけですが、撮影地の相模湾には、日本海流(通称:親潮)という暖流が流れているため、冬のように気温が寒い季節でも、海面温度自体はそこまで低くなく、海面付近の気温も比較的高くなります。
そうなると、どのようなことが起きるのか。
暖かい海面付近の空気と冷たい海面上の空気とで寒暖差が生じるのです。
気体は温度によって密度に差が生じるため、暖かい空気の層(暖気層)と冷たい空気の層(冷気層)の密度が異なることになります。
光は、気体の密度に差が生じていると、密度の低い気体側に屈折するという性質をもっています。
先ほども説明しましたが、上部の冷気層(高密度)と下部の暖気層(低密度)との境目で光が屈折するため、本来は上から来ているはずの光が低密度の暖気層側へ曲げられ、あたかも下から光が来ているかのように見えるのです。
そのため、このように上下が反転したような虚像が映るのです。
これを下位蜃気楼と呼び、この現象は比較的よくみられるものだそうです。
下位蜃気楼が起こるのは、上部に冷気層、下部に暖気層があるときですが、その逆の、上部に暖気層、下部に冷気層がある場合は、まさしく逆の現象が起こります。
それを上位蜃気楼と呼び、その現象は滅多に見られない珍しいものらしいです。
車のミラージュも素敵ですが、自然現象のミラージュもまた同様に素晴らしい。
僕は海で蜃気楼を目の当たりにしたのは初めてだったので、ついつい見とれてしまいました笑
初日の出ならぬ、最後の日の出、終日の出(しゅうひので)。
2020年最後の日の出は、とても美しい日の出でした。