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草ヒロアワード2020 ~今年の振り返り~

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皆さんこんにちは!
本当に色々なことがあった2020年あと半日

皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

僕にとっては2020年の一年間はあっという間でした。

新型コロナウイルスが世界的に流行し、3月中旬~6月上旬あたりまでは自粛ムードで僕もほとんど何もすることなく一日を過ごし、その3か月は空白で虚無の3か月となっていたので、今年は1年が9か月くらいに感じてしまいますね(^_^;)

世界的にも波乱の一年だった2020年でありますが、今年は個人的にも色々なことがありました

“空白の3か月”新たにハマったドラマやゲームが出てきたり、大学がなくて暇なのをいいことにバイトに精を出したり大学院の入試があったり、今年から所属することになった研究室で本格的に化学実験を行うことになったり…。

確かに今年は虚無な3か月を過ごしたこともあったかも知れませんが、長い目で見れば個人的には今年は刺激的で新鮮で、とても楽しく充実した日々を送れたような気がします。そのほとんどが大学とバイトのおかげです笑

実験バイトが本当に本当に楽しくて楽しくて(もちろん大変な時もありますが)…もはや生き甲斐の域です…(T_T)

僕にこのような場を提供してくださった方々には感謝してもしきれません!この場を借りてお礼申し上げます(誰も読んでいないだろうけど)!!


ところで皆さんは、今年はどのような一年でしたか?





…さてと、前置きはこれくらいにして。
さて本日開催されますのは、草ヒロアワード2020

例年は『本編』『メーカー別アワード』が開催されることになっていますが、今朝【予告編】で申し上げましたように、今年は本編のみでございます。賞の詳細については、その【予告編】をご参照ください。。。
また、今日の9:30に気まぐれで突然投稿した、地元で撮影したミラージュの記事を未だご覧になっていない方は、コチラぜひご覧ください!!!


では、さっそく受賞車の発表に移りたいと思います!

まずは美白で賞から。
とくと、ご覧あれ~!







 

1.美白で賞

スバル サンバー
パネルバン
VB(LE-TV1)

2002~05年式
神奈川県にて 2020年12月27日撮影


『美白で賞』は、6代目サンバー中期型前期モデルのパネルバンが受賞!
年式が新しいので、美白なのは当然と言えば当然なのですが、今年はご新規草ヒロが10台にも満たないのでご容赦を爆


塗装の劣化がほとんど見られない美肌に、ナンバーが付いたままの車体…タイヤがパンクしていることを除けば、現役にしか見えないでしょう。

実際、このサンバーの存在を認識したのはほんの2年ほど前でした。通学する際に利用する駅までの道のりから、チラッと見える場所にあるため、『あそこに朱色のサンバーのパネルバンがいつも止まってるな~』ということは少なくとも僕が高校生の頃には気付いていましたが、まさかそれが放置車であろうとは思ってもみませんでした。

 

2年ほど前、ひょんなことからこのサンバーの前を通りかかり、その時にタイヤの空気が抜けていることに気付いたため、これが草ヒロだということが分かったのです。。。
撤去される前にいつかは撮ろうと思っていたのですが、撮りやすいはずの家の近所ということで一周回って中々撮ることができず、結局ズルズルと2年が経過してしまいました。

…とにかくまあ、撤去される前にカメラに収めることができて良かったです。




2.まだまだ元気で賞 【ストビュー撮影】

日産 マーチ スーパーターボ(E-EK10)
1989~91年式
神奈川県にて 2020年2月頃発見


『まだまだ元気で賞』は、このクルマがノミネート。
これは、大学の近くで偶然発見しましたが、撮影の機会に恵まれなかったため、ストビューでの撮影とさせていただきました。

このマーチ、デビューからもう30年以上が経過しているということで、それなのにこのピカピカボディは称賛に値します。これからも末永く元気でいてほしいものであります。

 

…と、このクルマの詳細についてはスルーしそうになってしまいましたが、このマーチは、ただの初代マーチではありません。

スーパーターボという、初代マーチにのみ設定されたスポーツモデルなのです。

初代マーチには、ターボを搭載したマーチターボというモデルがありましたが、マーチターボをその名の通り凌駕するのが、このスーパーターボです。

一体どの辺が“スーパー”なのかというと、なんとこのクルマ、ターボチャージャーとスーパーチャージャーのダブル過給!!

ツインターボのクルマは数多くありますが、ターボチャージャーとスーパーチャージャーを同時に搭載する、ツインチャージャーを採用したクルマは、長い自動車史の中でもほとんど確認されません。
『でもこれってツインターボの親類でしょう?』 などと思った方、侮ることなかれ。ツインチャージャーは、高回転で威力を発揮するターボチャージャーと、低回転で威力を発揮するスーパーチャージャー…というように、過給特性の違いを利用して、エンジンの全回転域で効率の良い過給を生み出すために編み出された方式なのです。

しかし、コストがかさむわ修理が難しいわで、スーパーターボはあまりヒットすることなく終わったとか…。

だからこそ、そんな手のかかるクルマを今でも維持しているということが素晴らしいのです!

 

まさしく、『まだまだ元気で賞』を授与するにふさわしいクルマなのは間違いありません!

新しいクルマに入れ替わってしまう前に、早いとこカメラに収めておきたいものでございます。


 

3.実はレアなんですよ賞

スズキ ジムニー

1300 シエラ(E-JB31W)
1993~95年式
神奈川県にて 2020年4月7日撮影


『なーんだ、ただのジムニーじゃない。』

…と、最初ころころも思いました。

だからこそ、『実はレアなんですよ賞』を受賞できたのでーす!

 

察しの良い方は気付いたでしょう、あるいは、写真を見た瞬間分かった方もいるかも知れません。

これは、軽自動車のジムニーではなく、登録車のジムニーなのです!

ジムニーが初代だった時代から、主に海外向けとして排気量UP仕様が用意されていましたが、よりリーズナブルな軽自動車の存在する日本国内では、ほとんど売れませんでした。

しかし、そんな登録車のジムニーに光が当たる時がやってきました。JA11をベースに作られたジムニー1300は、シエラというサブネームが与えられたのです。これにより多少は注目されるようになったハズ。

しかし、初代のシエラは珍しいことには変わりありません。15年近くにわたって草ヒロ趣味を続けてきたころころですが、初代のシエラを草ヒロで見つけたのはこれが初でした。

そんなクルマが、まさか地元にあったなんて…しかも、よく通る道からたった一本入った道沿いにあったなんて…。自粛生活の気晴らしとして、散歩に出かけていた時に偶然発見したものです。むう、散歩とは言え侮れん。。。




4.灯台下暗しで賞 【ストビュー撮影】

トヨタ MR2 1600G

スーパーチャージャー(E-AW11)
1986~88年式
神奈川県にて 2020年2月頃発見


『灯台下暗しで賞』は、初代MR2が受賞。

これは家の近所ではなく、大学の近所で見つけた草ヒロ。

大学は鉄道を使って通っているため、帰宅するにあたって大学から駅へと歩いていくわけですが、今年の2月頃のある日、ちょっとしたとある事情があって今まで通ったことがないルートで駅まで向かうことになりました。…そしたらなんと、こんなに草ヒロらしい草ヒロを発見してしまったのです!!

大学に通い続けて早4年…4年間も同じ大学に通っているというのに、通学ルートが少し違うだけで草ヒロの存在に全く気が付くことがないとは…。当たり前と言えば当たり前の話ですが、『ただ見つかっていないだけで、身近な所に草ヒロは案外いるもんだ』ということを改めて認識させられましたね。

まさしくこれが『灯台下暗し』というやつです。





5.棚ぼたで賞 【ストビュー撮影】

マツダ アンフィニ・MPV

ファブリックシート仕様 タイプB(E-LVEW)
1991~94年式
神奈川県にて 2020年1月頃発見


この草ヒロは、今年の1月頃に某図書館に初めて訪問した際の帰り道、図書館から駅へと向かっている最中に見つけたものです。

駅から図書館へ向かうときは最短ルートで向かったのですが、帰るときはというと…『行きしなと同じ道を歩いていくのも味気ない。ここは初めて歩く地域だし、駅へ向かうついでに街歩きとしゃれこもう』と、いうことで、行きとは全く別の遠回りになるルートを歩いていたら、なんと!有料駐車場に放置されている初代MPVがいるではありませんか!

まさしくこれは“棚ぼた”と表現するに以外にありません。

図書館へ行くという、草ヒロ探索とは全く関係のない行動をとっているときに見つけたばかりか、最短ルートとは別の通り道を偶然選んで見つけた、ダブル棚ぼたとも言える状況。

そして満を持して落っこちてきたぼた餅は、初代MPVの中期型という上物のぼた餅だったということで、今年の『棚ぼたで賞』はこれで決まり!ですね。





6.劇的ビフォーアフターで賞
AFTER

三菱 ミニカアミ55

XL(C-A105AJU)(右奥)
1977~78年式

神奈川県にて 2020年12月27日撮影

 

『劇的ビフォーアフターで賞』は、エブリイと仲良く駐車場に鎮座していたミニカアミ55のみが受賞です。

…ってアレ?

ビフォーアフターなのに、AFTERが先に出てきてますよ?

それにはちゃんとワケがあり…BEFOREを見たアナタはその光景に驚愕するハズ!
 

百聞は一見に如かず。匠(?)が仕上げた驚きのリフォーム(?)を是非、ご覧に入れましょう!!
 




BEFORE

神奈川県にて 2012年1月25日撮影

『…ええええっ?』

と思った方、もう一度“AFTER”を見てみましょうか。

AFTER

神奈川県にて 2020年12月27日撮影


♪~チャララー ララーララー ララーラララーラーラーラー チャララーラーラーラー ララーラーラーラーララ~♪(例のあの曲)

…なんということでしょう!
もともと現役だったミニカが、ナンバーを外されて駐車場に放置されているではありませんか。

オーナーの方が維持し続けることができなくなったのでしょうか、旧車好きとしては何とも悲しいことですが、草ヒロ好きとしてはある意味オイシイ状況ということで、複雑な心境でございます。
このミニカは地元でも走っているのを何度も見かけていた元気な子だっただけに、この変化には驚きを隠すことができませんでした。この状況を初めて目の当たりにしたときは、ある種の寂しさを感じずにはいられませんでした。

僕が小学1年生の頃から、現役だった様子を見ていたのですから。。。

いつかまた復活するその日まで、撤去されることなく末永くこの地に安住していただきたいものであります。。。

♪~チャラーラララー ラーラーラーラーラー~♪




7.ギャップ賞

トヨタ スープラ

SZ or RZ-S(ZJA80)
1996~2002年式
神奈川県にて 2020年12月31日撮影

 

実はもともと別の草ヒロが受賞する予定でしたが、それ以上にギャップ賞にふさわしい草ヒロがいたので、本日撮ったばかりの撮りたてホヤホヤのこの草ヒロに『ギャップ賞』を与えたいと思います!

ちなみに今日は、スープラだけでなくミラージュも撮影しましたので、まだご覧になっていない方は 一度は ご覧になってみてください(さっきからしっつこいなぁ…)。

 

話を戻しまして…。受賞したのは、未だにクルマ好きからの人気が高い80スープラ

スープラが数年前にようやく復活しましたが、スープラの復活が長く待ち望まれるほどに、このクルマのカルト的な人気はすさまじいものでございます。

普通に放置されていますが、この良好な状態でよく生き残ってくれていたものです。

大人気のスポーツカーが、一人寂しくポツンと置き去りにされている…これはまさしくギャップそのもの!

『ギャップ賞』受賞、おめでとうございます!





8.顔が見たいで賞

日産 サニー カリフォルニア

1400 SGL(E-WHB310HA-LA)
1979年式
神奈川県にて 2020年4月7日撮影

 

いやぁ、まさかこんなクルマが地元に放置されているなんて知りませんでした…!!

初代ジムニーシエラと同じく、この初代サニーカリフォルニアも、草ヒロ個体を見るのがこの時が初めて。やっぱり地元はまだまだ捨てたものではありませんな。
置いてある場所の関係上、フロントを拝むことはできませんでしたが、初発見車種である上に珍しい車種ということで、これはご尊顔を拝ませていただきたかったところ…!

まさしく『顔が見たいで賞』でしょう!






さて、いろいろあった『草ヒロアワード2020』も、これで最後。
『悲惨な末路で賞』を受賞した草ヒロというのは、一体どのような草ヒロなのか…

 



9.悲惨な末路で賞


スズキ ワゴンR
リミテッド(DBA-MH22S)
(黒)
2008年式

日産 キューブ(Z11)(白)
2005~07年式

神奈川県にて 2020年4月7日撮影


無惨。あまりにも無惨。これぞ無法地帯。

惨い仕打ちを受け、悲惨で凄惨な状態になっていた2台のクルマが受賞です。
この海岸は昔よく訪れていたのですが、今年友人と久々に訪れてみるとこんなクルマが放置されていたため、後日撮りに行きました。

 

盗難車なのか何なのかは分かりませんが、心無い者が放棄した2代目キューブ3代目ワゴンRが、また別の心無い者の手によって荒れに荒らされ、目も当てられないような見るも無残な状態に。

ボディには落書きが施され、ボンネットやドアは無造作に開け放たれ、バンパーやグリルは剥がされ、ナンバープレートは折られ、ライトは割られ、ボディはボコボコに殴られ、ボディの窓ガラスという窓ガラスは割られるわ、フロントガラスは粉々にされるわ(しかし、フロントガラスはこれだけアホみたいに叩かれまくっても割れ落ちないのは正直凄いと思いました笑 さすが合わせガラス!)…もうとにかく破壊の限りを尽くされた様子です。無法者のストレス発散の道具にされ、負のエネルギーに満ち溢れています。

傍らに置かれているポイ捨て禁止看板が哀愁を誘っておりました。。。

この時ばかりは、口を開けば『撤去だ撤去!』の“草滅会”の気持ちが分かる気がしました笑

これではキューブとワゴンRがあまりに可哀想なので、とっとと撤去してもらいたいところですが、ここまで酷い状態ならば草滅会が出張らなくとも自治体が何とかしてくれることでしょう(なんか張り紙が貼ってあったし)。

…が、11月下旬、またこの海岸に遊びに行ったついでに確認したところ、まだ放置されたままでした(えーっ!?)。

速攻で撤去されると思ったから、初発見後すぐに撮影しに行ったのに…なんだか損した気分??


…まあとにかく、『悲惨な末路で賞』は間違いなくこの二台が受賞です。

ここ数年で撮影した草ヒロの中であれば、今年に限らずこれが一番でしょうな。






…さて、このような縁起でもない草ヒロで最後を迎えるのは後味が悪いですし、受賞したのは草ヒロではありませんが、特別賞でもって『草ヒロアワード2020』を締めくくりたいと思います!


☆ 特別賞

日産 ミドルスポーツ

(フェアレディZ Z33先行検討車)(S14改)(右)
1997年式

NISSAN Z CONCEPT(左)
2001年式

日産グローバル本社ギャラリーにて 2020年9月17日撮影


特別賞を受賞したのはこの二台!

 

クルマ好きの方ならご存じの大ニュースかと思いますが、今年の9月16日、長年フルモデルチェンジが行われていなかった日産のスポーツカー;フェアレディZの次期型のコンセプトモデルが発表されました。

Z34とは大きく変わったデザインは賛否両論を生みましたが、僕は一目見て気に入りました!断然、“賛”の者です笑

実際に購入できるような財力はありませんが、それでもZ35が市販されるのが待ち遠しくてたまりません。

そんなさなか、Z35のコンセプトモデルの発表を記念して、横浜にある日産グローバル本社ギャラリーにて、2台のZ33のコンセプトモデルと、初代のS30から現行のZ34まで、歴代全てのフェアレディZが展示されることが決定。フェアレディZ好きの僕にとっては、これはすぐに行かなくてはならないという使命感に襲われ、早速行ってきたというわけです。

 

Z33のコンセプトモデルと言えば、写真左に写っている、北米のモーターショーで展示された“Z CONCEPT”があまりに有名で、これまで実物を見たことがなくともころころもその存在を知っていました。

しかし!その右隣に置かれている赤いクルマ。これはこの時初めて知ったクルマです。

Z CONCEPTが登場する4年前、Z32の次期型としてアイデアが練られていた先行検討車なるものが密かに作られていたのです。その名も、ミドルスポーツ。ベース車両はS14シルビアで、デザインはZ33とは似ても似つかないみょうちきりんなもの。

とは言え、フロントのデザインを斜めからじっくり見てみると、初代Zをモチーフにしていることが分かり、地味に過去のリバイバルを狙っていることが分かります。リアスタイルも拝見しましたが、リアも初代Zの面影を感じるもので、Z32のリアデザインにS30のテイストを融合させたようなものでした。

とても貴重なものを見ることができ、訪れた価値は十二分にありました。

フェアレディZは、クルマ好きの心を掴む憧れのスポーツカーとして、これからも歩んで行ってもらいたいものです!








…以上をもちまして、草ヒロアワード2020なんとかかんとか例年の体裁を保って今年も無事に終了となります!!
今年は物足りないと感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

個人的には、物足りなさはそれほど感じていません!地元にもこのような草ヒロがまだまだいるということを再発見させてくれたからです!

聖地ばかりに目を向けがちな中、コロナ禍の自粛ムードのおかげ(?)で地元にも目を向けることができました。
 

ところで、今年の草ヒロアワード受賞車で、皆さんが気になった草ヒロはなんでしょうか??
来年もそのような素敵な草ヒロと出会えるといいですね!

それでは皆様、よいお年をお迎えください!
また来年、お会いしましょう!


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