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緑なサニーがいた果樹園の周辺には、他にも何台かの草ヒロが生息しており、草ヒロ密集地帯を形成しておりました。
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トヨタ パブリカバン
デラックス(UP36V-D / KP36V-D)
1969～70年式
山梨県甲府盆地にて 2015年4月1日撮影
2代目パブリカの草ヒロです！
…いやぁ、これは素晴らしい！
これまでに見つけた草ヒロの中でもトップクラスにお気に入りの美しい草ヒロです。
トヨタパブリカという、別段珍しさもインパクトにも欠ける車種ではありますが、2代目の最初期型ということで、マイナー度は若干上がります。そしてこの何とも言えない水色のボディカラー！これがいい！
昭和の商用車らしい、味のある渋いカラーリングに惚れ惚れしてしまいます。
そしてそして、2ドア！これもいい！
4ドアが一般的になり始めたころの2ドア車は貴重。パブリカバンには2ドアしかありませんでしたが、デザインはCピラーもある4ドア基準。それなのに、ドアの枚数が少ない2枚となっているというところに、何とも言えない魅力を感じてしまいます。
さらにさらに、この朽ち具合！これもいい！
左サイドと右サイドとで錆具合が異なり、錆び錆びの鉄板と程よく錆びた鉄板の、1台で2種類の錆が楽しめるお得な草ヒロとなっておりました。
また、フロントグリルの欠落具合も堪りません…！完璧に残っているわけでもなく、完璧に欠落しているわけでもない。程よく欠落して程よく残留しているという絶妙なバランスが良いのです。それに、ちょっと触れば簡単に崩れ落ちてしまいそうな儚さもまた逸品。
最後に、朽ち具合は激し目な方であるのにもかかわらず、ガラス類の欠品がないというのも素晴らしいですね！
おかげで旧車の愛嬌はそのままに、ガラスが破壊された草ヒロ特有の怪しさなどは微塵も感じられません。
…以上のように、様々な魅力が詰まったこの草ヒロ。
何度も訪問して、春夏秋冬、朝昼晩。晴れの日雨の日曇りの日。いろいろなシチュエーションで撮影したくなってしまうような草ヒロでした。
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絶妙な壊れ具合のフロントグリル。
これがいいんですよ…！
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ガラス類は奇跡的に無傷。
しかし、風化はしっかりと進行しており、曇ったガラスがいい味を出しています。
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ホイールキャップも右サイドは残っていました。
ホワイトリボンタイヤもいいですねぇ～。