トヨタ スプリンタートレノ
GT APEX(E-AE92)
1989~91年式
神奈川県西部にて 2015年4月2日撮影
漫画『頭文字D』のおかげで一躍その知名度を上げ、現在でもプレミア価格が付くほどの人気を博しているトヨタの名車:AE86型スプリンタートレノ。
今回紹介するのはその有名なハチロクトレノではなく、どちらかと言えばマイナーなキューニートレノです。
そもそも、10系カローラのスポーツVer.として世に放たれたスプリンターですが、登場時からカローラの派生車という扱いを受けており、現在草ヒロで見かける頻度から考えても明らかにカローラより売れていなかったマイナーなクルマだと分かります。
20系から登場したカローラのスポーツVer.であるカローラレビンと、元々カローラのスポーツVer.という立ち位置だったはずのスプリンターが20系からただのセダンになり、そのスポーツVer.として登場したスプリンタートレノにおいてもその関係性は変わらず、レビンの方がよく見かけます。
両車の人気が逆転しているのはハチロクだけでしょうね。
…というわけで、今回紹介するAE92も例に漏れずレビンの方が人気車種となっており、バブル景気の波に乗って大ヒットをかました同時期のソアラによく似たデザインが採用されていたこともあってか、低価格帯のデートカーとしてキューニーレビンは特に人気を博しました。
反対に、元々マイナーだったトレノに関してはソアラに似ていないデザインということもあり、好景気のおかげで数は出たもののレビンに敵うことはなかったといいます。
実際、キューニートレノはまだこの1台しか見かけておりません。
皆さんも、92レビンと92トレノ、どちらの方が発見できているか確認してみては?
しかし、デザインに関してはソアラに準じたデザインのレビンよりも、ハチロクトレノからの正常進化と言えるようなオリジナリティあふれるデザインを与えられたトレノの方が、僕的には好みです。
リトラがないかのようにも見える、平べったい副灯を配したデザインが良いですよね~。