キャリイたちがいたヤードには、他にもメーカー・ジャンル問わず様々なクルマが鎮座しておりました。
今回は複数メーカーということで、三菱ふそうと日産の旧型商用車をご紹介しましょう。
三菱ふそう キャンター(T200系)
1973~78年式
長野県にて 2015年1月3日撮影
キャンターの草ヒロの中では“黄金キャンター”に次いでよく見かける3代目、いわゆる“Vキャンター”です。
Vキャンターと言えば、水色っぽい緑色…というか、緑色っぽい水色…というか、とにかくグリーンとブルーの中間色のような色をした個体ばかり見かけており、その色のイメージが強いですが、このヤードにいたVキャンはメタリックなブルーでした。
どこかデコトラを彷彿とさせてくれます。
今でこそ顔はひしゃげ、ウインカーレンズは割れ、錆はうっすらと発生し、さしずめ老兵といった見た目になっていますが、現役当時はイケイケな雰囲気だったことでしょうねぇ。
日産 セドリックバン(VP31)
1964~65年式
長野県にて 2015年1月3日撮影
Vキャンとセットで紹介する日産商用車というのは、まさかの初代セドリック。
『Vキャンと抱き合わせるなんて…なんと勿体ない!』と僕も思ってしまうほどの大物なのですが、手前にいるジープやらキャンターやら色々な物に阻まれて、フロントやリアはおろか、サイドすらもまともに見られない状態なので、さすがにソロで紹介するわけにもいかず、Vキャンターとセットで紹介する運びとなりました。
1枚目の画像では、初代セドリックバンの大きな特徴と言えるテールフィンとテールランプが暗いながらも押さえられているので、これで勘弁してください(爆)。これのおかげで最終型だということが特定できました。
車内には物が積まれており、ただヤードの中で遊んでいるわけではなく、物置として活用されているだけでも充分でしょう。撤去されることはそうそうないと思われます。