ホンダ ビガー Type W
S-Limited(E-CB5)
1990~92年式
神奈川県西部にて 2015年4月26日撮影
このクルマを見て、『ホンダのインスパイアだ!』と思った人は、少し詳しいクルマ好きの方。
インスパイアというのはあながち間違っていないのですが…本当のところは、ビガーというクルマなのです。
元々はアコードが2代目だった時から兄弟車として誕生したビガーですが、アコードの上位車種であるアコード・インスパイアが登場すると、ビガーはアコードとの兄弟関係は断ち切り、インスパイアの兄弟としてやっていくことになりました。それがこの3代目ビガーというわけです。
ちなみにビガーはこの代を最後に姿を消し、インスパイアの兄弟という位置付けのクルマはセイバーという名前に変わり、2世代開発されましたとさ。セイバーもビガー同様にマイナーで珍しいクルマとなっています。
インスパイアとビガーの違いは一見すると分かりにくいですが、グリルやバンパーのデザインがよくよく見ると大きく異なっているので、違いさえ知ってしまえば容易に見分けることは可能です。
また、ヘッドライトやグリルのデザインより前期型と分かり、ホイールのデザインやリアスポイラーが装備されている点、グリルのフレームがメッキパーツではないことから、TypeWの上位グレードであるS-Limitedだということが分かりました。
ホイールのコーティングが剥がれ、だいぶお疲れのようですが、今でもまだまだ元気にやってくれていることを望みます。