『GWだ!峠へGO!』シリーズ、本編は今回で最終回です。
草ヒロ探索をするつもりは一切なかった今回の峠ドライブですが、先週のL30キャリイの他にもう1台、予想だにしない大物草ヒロを釣り上げてしまいました。
ホ、ホーマー…!!
トラックだったとしても結構な大物でありますが、なんとこのホーマー…
日産 ホーマー ルートバン
1.25トン積 デラックス(VT20R)
1972~76年式
長野県長野盆地にて 2015年5月4日撮影
ルートバンだったのです!
フロントのスリットパターンから最も新しい1972年以降の最終型となり、年式的にはそうでもないですが、ルートバンというボディタイプの破壊力は凄いです。
これでプリンス時代の最初期ホーマーだったら、更にレア度は上がることでしょう。
今のところ僕は、“プリンス”も“ニッサンプリンス”も見たことがなく、“ニッサンホーマー”、しかも1972年以降の最終型しか見たことがないので、いつかはその辺の年式の個体にもありつけないかと思っております。
畑の隅にちょこんと佇んでいたホーマーですが、積載性に優れたルートバンということで、物置として存分に活躍していることでしょう。
オーナーさんもホーマーくんに愛着を抱いているのか、破れたフロントガラスはトタンで補修され、冬ごもりするかのようにボディには鉄板が腹巻状に巻かれていました。
こうなるとサイドのドアは使えないため、少々不便になっているような気もしますが、ここはルートバンならではの観音開きリアゲートのお陰で、そこまで使い勝手は悪くなっているわけでもなさそうですね。
ホーマーギャラリー
プリンスが日産に合併され、日産ブランドになってしまった証の“N”エンブレム。
車名とグレードエンブレム。
最大積載量ステッカー。
これのお陰で最大積載量を特定できました。
他にも1.5トン積のモデルも用意されており、そちらは型式がVT20Gとなるようです。ご参考までに。
ヘッドライトは両目ともくり抜かれており、シャレコウベのようなちょっと恐ろしげな表情になっていました。
テールランプも一部割れていました。
後退灯と、ずり落ちたバンパー。
どういう力が加わったのか、フロントはベッコリと凹んでいたのが少々痛々しかったです。
夕暮れ前の青空と。
この空模様、エモいですねぇ。
ピンクと青と水色と白色の四色ストライプは一体何なのでしょう。どこかのお店で使われていたものなのか…。
鉄板によって隠されたサイドの部分に店の名前などが書かれているのかも知れませんが、知る由もありません。
今回のドライブ・カーとなってくれた、懐かしのJB23ジムニーとパシャリ。
黄昏れそうな空と、どこまでも広がる緑の果樹園と、そしてホーマーと。
草の轍ができた小路とホーマーと。
本当に素敵な草ヒロでした!
偶然の出会いって本当に素晴らしいものですね!
最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました!
草ヒロを紹介する本編はこれにて終了ですが、このシリーズはまだまだ続きます。
次回から数回分は番外編。今回のドライブで撮影した草ヒロ以外の小ネタをお披露目していきます!