今週の『ごった煮!~これまでの鉄道探索個体を一挙放出~』シリーズも、前回同様仙台駅前で撮影したレア車をご紹介。
今回ご紹介するのは、当ブログ初登場となるこちらのレア車!
マツダ ミレーニア(TAFP/TA5P)
2000~02年式(TAFP)
2000~03年式(TA5P)
宮城県仙台都市圏にて 2015年8月3日撮影
この写真を見てパッと車名が思い浮かんだ人はマツダマニアとお見受けします。
こちらはマツダのミレーニアという名前の高級FFセダンで、“ファイブポイントグリル”というマツダのファミリーフェイスに合わせたビッグMC後の後期型であります。
ミレーニア、前期型含めても見るのがこれが初めてで、内心驚愕しつつも冷静にカメラを構え、激写した記憶があります。
それでもやはり焦っていたのか何なのか、この一枚しか撮影できず、美しいお尻の造形を収めることが出来ておらず少々残念ですが、顔をしっかりととらえることが出来ているだけ充分でしょう。
ミレーニアというクルマは、元々ユーノス店のフラッグシップカーとして開発されたユーノス800がベースとなっていました。
マツダの経営が傾き、5チャンネル体制をやめた後も一応ユーノス800はミレーニアと名前を変えて生産が続けられました。先述したように2000年には大幅な顔の整形が施され、最終的にはデビューから10年後の2003年まで生産されたという歴史があります。
ショートノーズで大きなキャビンを持つこのスタイルは居住性が重要視される高級車としては理にかなったものであり、ホワイトとゴールドのツートンカラーも高級感があって素敵です。
…最後になりますが、この1枚の写真の中に写っているクルマ、現在は見かけないものがほとんどであることに気付かれたでしょうか。
ミレーニアを筆頭に、背後にはトラッドサニーがいますし、その前には2代目ステップワゴン前期型や、100系ハイエースワゴンと思しきクルマまでいます。2015年とは思えない時空の歪みが生じている、ある意味奇跡の一枚でした。