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ダイハツ コンパーノスパイダー(F40K)
1965年式
トヨタ博物館にて 2013年3月9日撮影
ダットサン・フェアレディ 、S500 、とオープンカー繋がりで紹介していきましたので、今回もまたオープンカーでいきます。
今でこそ、トヨタと業務提携して協力しているダイハツですが、昔はライバル会社でありました。1962年、デラックス化された初代パブリカが売れ始めようとした頃、ダイハツはそれに対抗する形で800ccの大衆車を作りました。それがコンパーノです。
当初ダイハツは、オート三輪がメインの商用車メーカーであったためか、最初はセダンではなく、バンタイプから販売しました(この点はオート三輪ライバルのマツダが作った、ファミリアも一緒ですね)。バンを販売してから直ぐにワゴンが追加され、そのまた数ヵ月後には「ベルリーナ」というセダンタイプの乗用車が登場し、その1年後にここで紹介する「スパイダー」が販売されました。その後もトラックが出たりするなど、豊富なボディタイプ展開があったこともコンパーノの特徴ですね。
この、とても洒落ているヨーロピアンな顔ですが、大衆車には似合わないと不評だったようですね。しかし、このスパイダーとなると顔とボディがうま~くマッチしていると思います。しかも、性能も姿とかけ離れているわけでもなく、1.0Lの直4エンジンを搭載し65psを発生し、最高速度は145km/hにもなりました。同時期のライバル車(スポーツ800、S600)の中でも一番大きい馬力と排気量を誇ったものの、それに応じて値段も高くなり、最高速性能もあまり変わらなかったためか、販売面ではそれほど振るいませんでした。
ヨーロピアンな雰囲気を味わいたいのであれば、是非オススメできる1台だと思います。