ダイハツ ミゼット(MPA)
1959年式
交通科学博物館にて 2013年8月6日撮影
今日はまた、可愛い昭和のクルマの代表格の一つとも言うべきミゼットを紹介します。
ミゼットは、オート三輪業界のトップクラスだったダイハツが、1957年に生産した軽オート三輪です。小さな車体を生かした小回りの利く特性を使って、小口輸送に大きく貢献しました・・・なんて説明は不要くらい有名なクルマですね。
特筆すべきはこのミゼットが珍しい輸出仕様であること。よくよく見ると左ハンドルですね。このミゼットは対米輸出用に生産されたMPAという型式のものなのです。しかも、ベースとなったのはMP系最初期のこれまた珍しいMP3型ですね。フェンダーミラーが1本だったり、ヨコのベンチレーターが短かったり、三角窓が無かったり、屋根がホロだったり、荷台のフックが2本と荷台がカワイイくらいに短かったりするのがMP3の特徴であります。