日産 バイオレットバン(VA10/VA11)
1977~79年式
山梨県東部にて 2013年4月5日撮影
このシリーズも、早いもので最終回を迎えてしまいましたが、最後は、ミラTR-XX の隣で組ヒロとなっていたなかなか珍しい草ヒロで締めたいと思います。前回はモザイクが掛かっていて車種はお楽しみということでしたが、そのバンというのは2代目バイオレットのバンでした。
今までのコロナの対抗車種としてのブルーバードをグレードアップし、「U」のサブネが付いた610型ブルは、マークⅡをライバル車種となるように開発されたものですが、そうするとコロナとの対抗車種に空きが出てしまいますよね。そこで新規車種として世に出たものがこのバイオレット。
初代の型式は710型で、ブルーバードからの派生であることを匂わせます。ブルーバードは310型~610型・810型・910型があるのに710型だけ抜けているのはこのためでした。・・・というのは有名な話。結局初代バイオレットも曲線志向のデザインだったがために販売は不振に終わりました。それを改善すべく1977年に登場した2代目は、打って変わって直線志向のデザインとなったのでしたが、それでも510ブルほどの大ヒットには至りませんでした。
丸目のため、これは1979年までの前期型ということになりますが、排ガス規制適合前のモデルか後のものかは判りません。フォグランプとワタナベのようなホイールがスポーティな雰囲気を醸し出していますね。