トヨタ トヨペット・ライトトラックSKB(トヨエース)
1954年式
トヨタテクノミュージアムにて 2013年8月6日撮影
お知らせや休みの関係でこのシリーズを最後に紹介したのが1か月前という、随分と間が空いてしまいました。
気を取り直して、お次は初代トヨエースの登場です。セミキャブオーバー型のライトトラックで、高い居住性と実用性を誇り、当時のトラックの主流であったオート三輪を次々と生産中止へ追い込んだ凄いトラック。これは初代ですが、今でもトヨタのトラックとして販売されていますね。
しかし、今ではトヨタのトラックというとダイナで、トヨエースは名前こそ残っていてもダイナと共通ボディになっていた時期もありまして、影が薄くなってしまった感がありますが、トヨエースの登場は1954年――当時はまだトヨエースという名では呼ばれておらず、「SKB」という型式でしか呼ばれていませんでしたが――と、ダイナよりも5年早いのです。
登場年が登場年なので、方向指示器はアポロ式、ブレーキランプは1個しかない簡素なものでしたが、当時はこれで十分でした。