トヨタ セラ(E-EXY10)
1990年式
トヨタテクノミュージアムにて 2013年8月6日撮影
今までに類を見ない面白いクルマ、セラをご紹介します。1987年の東京モーターショーにて出展されたコンセプトカー、「AXV-Ⅱ」の市販モデルです。何と言ってもイチバンの特徴は、天井までガラス張りのキャビンと、バタフライドア(ガルウィングドアの親類みたいなもの)です。屋根がガラス張りなのでかなり解放感はありそうですが、夏場の晴れた日なんかはまさに地獄だったことでしょう。その代わり、冬の晴れた日は暖かそうですね。
スーパーカーで多く使われるガルウィング系のドアは採用されていますが、走行性能はスターレットがベースなので、速くはありません。あくまで安価で雰囲気を楽しむ車といった感じでしょうか。
トヨタ プリウス(長野五輪聖火リレー仕様)(HK-NHW10)
1998年式
トヨタテクノミュージアムにて 2013年8月6日撮影
どうせなんで、最後の一台も一緒に紹介したいと思います。
最後の一台は、世界中にその名を知らしめた驚異のハイブリッドカー、プリウスです。「21世紀に間に合いました。」というキャッチコピーの通り、世界初の量産ハイブリッドカーとして登場しました。高価で且つ、ハイブリッドが普及していない時代なので、大ヒットとはいきませんでしたが、それなりには売れたようで、2代目、3代目がバカ売れしたように、ハイブリッドカーというものを一気に身近な存在にした実績はあるでしょう。
見ての通りこれは、1998年の長野オリンピックで使用された車両です。こういったものを利用して宣伝し、身近なものにしていったのでしょうね。
お知らせ
このシリーズは終了いたしましたので、「これからの草ヒロ大連載計画~PartⅤ~ 」に従い、来週の火曜日からは「冬の“山・長・群”草ヒロ探索」シリーズをお送りしていきたいと思います。今までの“旧車枠”ではなく、“草ヒロ枠”のシリーズですので、皆さんお楽しみに!