フェラーリ 599GTO
2010年式
R138にて 2013年10月27日撮影
“②”こと、2日目の探索で発見した草ヒロを全て紹介し終わったため、締めくくりで現役の旧車や珍車、スーパーカーを紹介したいと思います。
まずは、山梨から自宅まで帰る道中、R138の渋滞でノロノロ走っている時に後ろからスーッっとやってきたスーパーカーをご紹介します。父親が「後ろから凄いのが来たよ」と言うので、バックミラーを見たところ、何と!フェラーリの599GTOがやってきたので驚き慌て、目を疑いそうになりました。「これは撮らないと!」と思い、執念と気合でバックミラーに映ったものを撮影することができました。
何故それほど驚いたのか、知らない人にはサッパリでしょうが、これはフェラーリのフラッグシップを担い、FRのV12エンジンを搭載する、599を更に改造して戦闘能力を更に引き上げた最強モデルの599GTOだからです。2010年に発表され、販売されたのは車名にちなんで599台!日本に入ってきたのは数十台と思われます(多分)。
“GTO”というのは「Gran・Turismo・Omologato」を略したもので、「GTカーレースに参戦できる認可を取得した」という意味であり、今まであの250GTOや、あの288GTOに冠されてきた特別な名称なのです。はっきり言ってレーシングカーと言っても過言ではないほどの性能で、公道を走れない完全レース仕様の599XXを公道の走行可能モデルにしたような感じです。
性能は599より50psアップした670psを発生するV12エンジンを搭載し、0-100km/h加速は3.35秒、最高速度は335km/h(余談ですが、GT-Rの2013年モデルは2.7秒なので、実は加速ではGT-Rの方が勝ってます)と599よりもかなり速くなっています。フェラーリの本拠地、フィオラノサーキットでは歴代フェラーリ史上最速の1分24秒を記録し、名実ともにフェラーリ最速車の称号を手に入れました。
外見は599と一見変わらないように見えますが、よく見ると色々違います。グリルが格子からメッシュに変わり、ボンネット上のエアインテークも2つから4つに増え、ミラーとルーフがカーボン調になり、実質2トーンカラーとなりました。リアはダウンフォースを高めるために設置されるディフューザーの数が2つから3つに増え、ダクトも追加されているなど、かなり違います。なので、皆さんが見ても直ぐに599GTOだと判るでしょう(その前に、見る機会がほとんど無いっつーの)。
ついつい説明が長くなってしまいましたが、まあ、それほど凄いクルマだということです。599でも見る機会があまり無いというのに、GTOとなると・・・かなりラッキーでした。
僕はそのまま東名高速道路の御殿場ICで乗ってしまうのでお別れかと思いきや、599GTOの方も乗ってくるではありませんか。ちょうど良くGTOの前を走っていたので抜かされる時にリアも撮影できそうです。これはラッキーとカメラを構え、追い抜いていきたところを撮ろうとしますが・・・、
あ~、ボクスターが・・・
残念ながら、GTOが来た途端に急にスピードを上げてきたボクスターと被ってしまいました(涙)。そのまま虚しくスピードを上げて走り去ってしまいました。ボクスターもGTOを追いかけるかのように走り去りました。
ボクスターも、スーパーカーとは言えないまでもスポーツカーなのでいいのですけれど、599GTOと比べちゃぁねェ・・・?この時ばかりはボクスターが憎らしく思えました(爆)。←ボクスター乗り&ファンの方、スミマセン。そう思ったのはこの時ばかりですので・・・!
ちなみに、このボクスターは初代の986型でしょうけど、赤一色テールは初めて見ました。大抵赤白か、たまにアンバーも入った3色テールの前期型を見るのですが、これはいつ頃のモデルなのでしょうか?ご存知の方はご教示願います。