いすゞ TX
1959~1962年式
レア度:★★★★☆(現存数はかなり少ないと思われるが、一桁台には及ばない。見つけられたらかなりラッキー)
今までの発見台数:1台 山梨・長野での発見台数:1台(共に1959~63年型の台数)
山梨県富士五湖地域にて 2012年4月30日撮影
今日から遂に超大物ゾーンへ踏み込みました!今日から数日間は超大物の中でも比較的見かける、レア度「4」の草ヒロ達を紹介していきたいと思います。
まずは、その歴史が戦後間もない1945年まで遡れる歴史あるいすゞのボンネットトラック、TX系を。しかも更に言うと、戦前にもTXという型式のトラックがありましたから、いすゞの歴史は侮れない程長いものだと分かることでしょう。ちなみに、「いすゞ自動車」と会社名が変わった後のモデルは1949年以降の型です。
この個体は大雑把に分けると1959~63年型のもので、更に細かく分けると、2枚ガラスという理由から前期型の1959~62年式となります。この顔のモデルでも一番古いものは50年代モノとなり、こんな半世紀以上前のクルマが未だに現存しているとは凄いことだと思います。フロントガラスが曲面1枚ではなく平面2枚というのが、このクルマの古さを雄弁に語っております。
富士五湖の眺望がよく利く湖畔の倉庫のような場所で、ナンバー付きのまま放置されていました。半世紀以上も前のクルマがここまで良い状態を保てているのは、屋根下での保存だったからでしょうね。錆こそ発生しているものの、どれも表面的なもので、しかもガラス類も無傷だというのは素晴らしいです。それだけに、バンパーの破損は痛々しいですが・・・。破損したバンパーを放ったらかしにせず、ナンバー裏に置いてもらっているところに、オーナーさんの愛情を感じました。タンスならぬ倉庫の肥やしになろうともずっとここにいて欲しいのでしょうねぇ。きっと。
倉庫と富士五湖。