「草ヒロ物語」について知らない方はコチラ。
「草ヒロ“撤去”物語」について知らない方はコチラ。
助手 「博士!この研究所が設立されてだいぶ経ちますけど、そういえば僕たち、草ヒロのサイトやブログばかり見て研究しているだけで、一緒に探索に出掛けたことってありませんよね?」
博士 「うるさい!そんな事、オヌシに言われる前から知っとったわい!もうそろそろ探索しようかと思ってたんじゃ!!」
助手 「・・・本当ですか~?ま、いいんですけれどね。昨日、助手見習いの草田君も入所してきたんですし、今週の日曜日にでも探索しましょう!」
博士 「そうじゃな。まず手始めに、地元から探索するとするかの。悪しき草滅会(草ヒロぼくめつ会の略)の連中が山梨や長野の草ヒロを撤去していく前にレポートしておきたいのじゃが、取り敢えずは地元から押さえておかんとな。」
助手 「お言葉を返すようですが博士、ヤツらはもう相当の草ヒロを撤去してきたんですよ。」
博士 「それはもうわかっておる!各方面から撤去の報告が上がっておるが、それでもまだまだ山梨や長野には草ヒロが残っておるのじゃ。じゃからそんなに急がずに、まずは地元から記録していくということなのじゃよ。“千里の道も一歩から”というじゃろうが。」
助手 「仰る通りですね。では、早速準備に取り掛かりましょう!」
博士 「何を準備することがあるのじゃ?クルマとカメラと地図さえあれば十分じゃろう。案外、適当に走っていても見つかるんじゃないのか?・・・ほら・・・、何じゃったかのう・・・、あ、ビギナーズラックじゃ。根拠は無いが、上手~く発見できるんじゃないか?」
助手 「確かにそうかも知れませんね。では、草田君も誘っておきますね。」
博士 「うむ。宜しく頼むぞ。」
―――その頃、草滅会では―――
ボス 「・・・そうか。ご苦労。・・・・・・山中、上田。」
手下達 「ボス、何でしょうか?」
ボス 「草滅会長野支部塩尻局からの報告があってな、草ヒロは着々と数を減らしているそうだ。これも我々草滅会の努力の賜物・・・、とは言っても、本部にいる我々は最近草ヒロ捜索活動をしていなかったな。」
山中 「はい、草ヒロのブログやサイトを見回って草ヒロに関する情報を仕入れ、研究してきましたからね。」
ボス 「そろそろ、久々に我々も本格的に仕事にかかるとするかな。」
上田 「そうと決まれば、草ヒロの聖地、長野か山梨に行くのはどうでしょう?」
ボス 「それも良いが、そこは我々も何度も行ったことがあるし、支部のヤツらが頑張っているところだろう。そこでだ、我々はにっくき草研(草ヒロ研究所の略)がある神奈川県西部の草ヒロ達を探し出し、撤去してしまえ!」
山中 「それは名案ですね、ボス!アイツらが見つける前に撤去して、悔しがらせましょう!」
ボス 「お前もそう思うだろう?・・・ユニックの用意はいいか?水篶!」
秘書 「はい。準備はいつでも万端です。ところで、今度の仕事は信濃様のお時間が空いていらっしゃる、今週の日曜日が良いのではないでしょうか?」
ボス 「流石は私の有能な秘書だ。そうだな、お前の言う通り今週の日曜が良いだろう。・・・フフフ、楽しみになってきたぞ・・・。」
つづく
・・・どうやら、同じ日に同じ地域で草ヒロを探すことになった草研と草滅会。一体どうなる!?
・・・という訳で、草ヒロ物語のスタートです!
これはあらすじのような番外編ですので、本編(草ヒロ物語)も今日の12時に投稿します。
この物語、物語に登場する団体・登場人物はフィクションです。実在するものとは、一切関係ありません。