先週はトヨタの高級セダンたちを紹介ました。
そして今週は・・・日産です!
大衆セダンから高級セダンまで、街で見かけた日産のネオクラセダンたちをご紹介していきましょう。
日産 グロリア4ドアハードトップ(Y31)
1989~91年式
神奈川県にて
嘗ては日産を代表する高級セダンだったセドリックとグロリア。
ライバル:トヨタのクラウンと、熾烈な販売競争をした時期もありましたが、それも今は昔。バブルの崩壊により景気が低迷していく中、トヨタはブランド力と販売力で顧客をしっかり掴んでいましたが、日産はというと離れていくばかり。最終的には生産を終了し、フーガへとバトンタッチしていきました。
これは、まだセドグロの人気がまだ高かった頃のモデル。Y31グロリアです。
奈良からはるばる神奈川へやってきたようで。とてもきれいな状態を維持していました。
日産 サニー(B13)
1990~92年式
神奈川県にて
こちらは、言わずと知れた日産を代表する大衆車。
セドグロと同様、ライバル:トヨタのカローラと、“CS戦争”と呼ばれる強烈な販売競争を繰り広げたクルマですが、やはりセドグロと同じ理由により生産を終了。ティーダラティオに後継を譲り、少し前にラティオへとバトンタッチしましたが、カローラとは異なり販売実績は悲惨なものに・・・。
結局、日本での販売は中止となってしまいました。よって、現在の日産にはサニーに相当するクルマは存在しないことになります。
このB13サニーは開発がバブル期ともあって、歴代サニーで最も豪華に作られたモデルであり、スーパーサルーンやGT-Sのようなグレードは特に、エンジンからサスペンション、内装に至るまでこのクラスの大衆車とは思えない作りに仕上がっております。
非常に落ち着いたデザインであり、大衆車の割に上品な匂いが漂ってくるようです。オプションのイエローフォグもカッコいいですね!
日産 レパードJ.フェリー(JY32)
1992~96年式
神奈川県にて
セドリック、サニーときて・・・「ブルーバードではないか?」と思った方もいるでしょうが、違います。
先程に2台とは打って変わってドマイナーなクルマで締めたいと思います。
その名も・・・レパードJ.フェリー。
レパードと言えば“あぶない刑事”という昔の刑事ドラマで活躍した2代目を連想する人が殆どでしょう。
この“レパードJ.フェリー”は、3代目レパードとして開発されたセダンなのであります。聞きなれないJ.フェリーとかいうサブネームの由来は、祝日という意味のフランス語“Jours fériés”を英語風に発音したものとのことです。
あのソアラのライバルだった筈のレパードが、打って変わってこんなぼってりしたセダンに変貌してしまったということで、拒絶反応を起こす先代ユーザーや顧客が数多くいたらしく、販売台数は虚しいものでした。
確かに、前から見たらただのデカいブルーバードですしね。
まあ、マイナーだという点でも、リアの特徴的なヌメリ系デザインも好きなのですが・・・。